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2018/11/23 23:53
ウインテンダネス
緑風ステークス
2.22.9
この勝ち時計は、えっ?!
と、驚いたよね。確かに今年の春から初夏にかけての府中の馬場は、あまりに速すぎるけど、やはり距離が伸びれば高速馬場効果も減るので、
2000メートルが
従来瞠目レコード、限界時計の
1.56.1
にプラス2秒程度の
1.58秒前半が出ちゃうのはわかるし、マイルの
1.32秒後半もそんなもんだけど、
それを2400に置き換えるなら
せいぜい
2.24.5
23秒台が出たらやはり速い
ワグネリアン
アーモンドアイが
共に23秒後半
22.9は、かなり速いっ!
そして、凄いのは、実は後半6ハロン
1.09.2
である。これまで過去記録を書いてきたので、皆さんの中に基準は出来てきてると思うので、この距離でのこの上がりの凄まじさはわかろう。
そして、この馬のこの春のこの快時計の再現性を期待してしまう要素が山ほどあるのだ。
まず内田に手が戻る。
この馬を覚醒させたのは内田
緑風ステークスの快走の直後に思い描いた作戦通り!とコメントしていた内田がやたら印象的だった。
このときは向正面から先頭に立つや、11秒ラップを刻み続けた。途中11秒前半ラップも挟みながら!だ。
だからこそ上がり6ハロン
1.09.2
なのだ。その内田に戻る。
内田には、この馬が控えてもスパっと切れない反面、超ロングスパートをかけても、バテずに我慢できるってことがわかったのだと思う。
東京の中長距離のハイラップ持続戦でトニービンがやたらと強いのは周知の事実だろうが、上がり6ハロン調査で
その傾向があからさまになったと思う
東京2000の日本レコードで
上がり6ハロン
1.09.0
のトーセンジョーダンは
ジャングルポケットからトニービンに至るし、
ウオッカのジャパンカップ歴代3位タイムを豪快に鼻差まで追い込んだ
上がり
1.09.5
のオウケンブルースリも
ジャングルポケットからトニービン
ジャパンカップ日本レコードのアルカセットを豪快に鼻差まで追い込んだ
上がり
1.09.5
のハーツクライの
母父もトニービン
カンパニー秋天皇賞レコード
上がり
1.10.0
の父ミラクルアドマイヤもトニービン
そして!
さっき出た
ミッキースワローの母父も
ジャングルポケットからトニービン
そしてそして!
ここからが血の面白さなんだけど、
この中長距離スタミナスピード馬たちのほとんどがトニービンの血と共に持ってるのがクラフティワイフ(牝系ファミリーナンバー9aの血)の血だ。
トニービンとは何の因果関係もない別の血だ。
トーセンジョーダンには父からトニービンで、母がクラフティワイフ
カンパニーの父ミラクルアドマイヤはその父トニービンで、
カンパニーの母の母がクラフティワイフ
ミッキースワローは、母の父がトニービンであり、父トーセンホマレボシは、ディープインパクトの子でありながら、母がクラフティワイフ。つまりトーセンホマレボシは、トーセンジョーダンの弟
どう?
これ偶然だと思う?
偶然ではないよね。多分必然
トニービンは入ってないけど、このクラフティワイフの母系ファミリーナンバー
9a号族は、
サイレンススズカ
が近親にいるからね!
さて、ここまで、見てもらった上で、ウインテンダネスの血統を見てみようか!?
父カンパニー
カンパニー自身に快速時計の速い上がりをマークする素養があり、そしてカンパニーに流れるトニービンの血とクラフティワイフの血!その組み合わせ!
クラフティワイフの子供にはトーセンジョーダンとトーセンホマレボシがいる、そういう父系血統
そして!
カンパニーの父のミラクルアドマイヤの母の名前を見て!
バレークイーン
フサイチコンコルドの母だよ。体質が弱くてまともに使えず、レース前に発熱しながら、キャリア二戦でダービーで大本命ダンスインザダークを串刺しにした
東京2400の申し子であり天才フサイチコンコルドの母!
ウインテンダネスの母の母は、2400メートルのG1エリザベス女王杯を2着したブライトサンディー
父はもちろんサンデーサイレンス
2400のチャンピオン距離を勝ち負けできる母系血統なのである。
母の父マジックマイルズの母は、チリのオークス、ダービーを制した名馬
まあ、このように
2400の速い流れで、でとんでもないことをやり遂げるだけのバックボーンはあるんですよ!十分に!