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2018/11/25 09:20
ジャパンカップ〜今一度おさらいをしたい。
基本をアーモンドアイの圧勝とした。
もちろん生き物なので100パーセントはないと思う。体調の急変や、物凄い不利は予見できない。
それを前提にすると、
スローならナンバーワン切れ味を53キロという裸同然の斤量で、鼻歌混じりに突き抜ける。2400スローなら、ミドルペース2000のスタミナで十分。秋華の直線は、古馬とか男馬とか、関係ない。史上最高、世界最高クラスのアクション、切れ味だ。
課題だったのは、ミドルハイになったときのスタミナの鈍り。それを夜中につらつら書いた。オークスでのパフォーマンスを分析した結果、春からの成長がわずかでも、
「ラスト1200のラップの優秀さ、背負う斤量の軽減、1600からの大幅延長プロセスの難しさがなくなる。」
ことだけからだけでも、当時の東京馬場レベルで、
2分22秒台は十二分に可能。推定ではなくて、ほぼ確実に!
このことをよくよく考えると、我々はアーモンドアイを3歳牝にしか勝ってない!という見方をしてきたが、実はラッキーライラックとリリーノーブルという馬は通常年ならば、確実にタイトルを取れる馬、無事に使えれば(打倒アーモンドアイのために、無理をして故障)、
三冠さえ可能な凄いレベルなんじゃないか?ってこと。それは、チューリップ賞のときの記録に垣間見ることができる。
で、アーモンドアイに話を戻すと、タイムの上積み要素は、春に比べた際の諸条件の好転だけではなく
とんでもないパワーアップをしていることがわかった。使ったレースの少なさ、大切に使われていることから、柔らかさを保ちつつ馬体が素晴らしいフォルムに変貌しスピードとキレが加わっている。少ないパワーで、1歩の幅が伸びたのだ。
厳密にはスタミナのアップではなく、陸士において、年齢を重ねて脚が長くなり、身長が高くなり、それに合わせて筋力がつけば、当たり前のようにタイムは良くなる。
それだけの事だが、これだけのハイレベルクラシックパフォーマンスをすれば、その消耗、反動で、秋の膨らみは必ずしも約束はされない。
かつてダービー馬が無事に秋を迎えられる例が稀有だったことや、
ディープインパクトの男馬の子供たちが、古馬2000メートルを超える距離の国内G1に
1回たりとも勝ったことがない
のも、ダービーでのパフォーマンスの反動だと言えなくもないのを見てもそう思う。2000メートルにバーを下げても、スピルバーグの天皇賞秋だけだ。稀にみるスローの凡戦だった。その2000さえ、勝てないディープインパクトの子供たちは以下だ。
【 ダービー馬】
キズナ
ディープブリランテ
マカヒキ
サトノダイヤモンド
【 その他】
ディーマジェスティ
ステファノス
ワールドエース
サトノラーゼン
アルアイン
エイシンヒカリ(海外2000勝ちあり)
リアルスティール
トーセンラー
ラストインパクト
サングレーザー
話がそれたが、それくらいクラシックでの2400での活躍は、身体を消耗するのだ。ただし、上の馬を見直してもらうと、3歳秋、冬に話を変えれば、
サトノダイヤモンドが菊と有馬を制しているし、キズナもフランスではそこそこの走りをしたのは付記しておきたい。
そういうことが、私の中では、当たり前だったので、アーモンドアイについても消耗や硬くなること
を懸念したが、陣営もルメールも、そこを誰よりもわかりながら、ケアにケアを重ねて
桜花賞ぶっつけ
秋華賞ぶっつけ
無理をせずに自然体で、付いてくる結果を待つのみ。というスタンスだったと思う。それに馬が応えたということ。
ヨーロッパの至宝、世界競馬の至宝とも言える
三冠馬
ニジンスキー
と、同一の母系ファミリーナンバー
8F
母系を遡れば、すぐに
Best in show
という世界的超良血に辿り着くワールドクラスの一族に辿り着く
近親にはヨーロッパ年度代表馬
エルグランセニョールもいる。
国内の8Fの大物は
もちろん母の
フサイチパンドラも大物だが、むしろ
エアグルーヴ母系
エアグルーヴの母ダイナカールがオークス馬であることに始まってるが、
アドマイヤグルーヴ
ルーラーシップ
ドゥラメンテ
これらの近年の日本競馬2400メートル路線のスターホースたちも
同族
母系にはこの国の至宝サンデーサイレンスの血も入っており、文句なしだ。
そして父
ロードカナロア!
続きはページ変えるよ。