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2020/04/11 19:33
桜花賞〜人間の陸上競技
さて、
さっきの読んでる前提ね
日本人の最高のスプリンター
(最近の桐生とかサニブラウンは一旦考慮せず、朝原で進めるよ。本質は変わらないから!)
朝原の
50メートルは
5.75
100メートルは
10.0
これ分解すると、
後半50メートルが
4.25
で、前半50と全然違うのわかる?
前半は、10メートルラップが
平均
1.15秒
後半のそれが
平均
0.85秒
と、全く違う!
スタートはスピードがゼロの状態から加速していく期間にあるので、朝原選手の場合、概ね
1.8秒〜1.9秒は、
要してる。
0〜10メートル区間ね
そして10〜20メートル区間もトップスピードには乗り切れてなくて
1秒は要してるのよ
20〜30メートル区間の途中位でようやくトップスピード(10メートルラップ0.8秒台)に達して、それが70〜80メートル区間まで継続して、
80〜90
90〜100区間は緩やかにスピード、ラップが落ちていく。
こういうラップ構造だから、前半の50と、後半の50のラップは全然違うわけよ。
で、もう100に達するところでラップが落ちるのがわかるように、これをあと10ラップ続けることが(つまり200)、100のラストで失速度合いが大きいスプリンターにとって、いかに異質か?わかると思う。
ここで一回サラブレッドに置き換えると、ドスローの直線のみの上がり3ハロンが陸上の100メートルだとすると、
200メートルが、高松宮杯とか、スプリンターズステークスであり、
仮にアイビスサマーダッシュで、上がり600メートルを
32.0程度
という日本記録、ないし世界記録を出していても、その馬が
倍の64秒ってのは、100%無理だし、65秒台でさえ、難しいし、
そして、スタートダッシュ部分を含む速さと
100や200で要求されるスピード持久性とは、ちょっと性質の違うものということ。
人に話を戻すと、小柄な高校球児なら、脚の速い子が、最初の20メートルくらいなら、日本一速い朝原を、
小足の速さ、短い期間のピッチの速さで
リードすること
は、あるし、そのリードを30メートル付近まで保って、50メートルをゴールとした場合の残り20メートルを
顎上がって
失速しながらも0.2〜0.3の差で凌ぐこともあろうし、めちゃくちゃスタートダッシュな速いやつなら50まで朝原と同着で逃げ切れるやつも
ゼロとは言えない
ただし、そのスタートに集中したダッシュ、スピードで100は、持たない。そこから物凄い勢いで引き離される。
それはスピードで負けているのではなく、無酸素運動を供給できる身体の筋肉量の差であり、スタミナを温存できる走りにおける身体の柔らかい使い方の技術の差であり、そして有酸素運動能力の差であるのだ。
じゃあ車を例に取ろう。わかりやすく。
今ゼンマイ仕掛けのプラスチックのおもちゃスーパーチョロQと、
ポルシェがスタートラインにならんだとして、
30センチ先を、ゴールにしたとき、どっちが勝つか?
これを考えて見てほしい
正確には私も断言できないが、ポルシェが勝つと断言できる人はいるだろうか?
結構難しくないか?
ま、こんなことを考えながら
50メートルの速さ
100メートル速さ
200メートルの速さ
これを競馬に置き換えて
じゃあ
マイル
つまり
270〜280メートル
この記録を人間の陸上競技に置き換えると、それぞれの馬が記録してきたタイムを上がりタイム、馬場、坂、記録した時期、相手の状態、同日に行われた古馬のタイムとの比較、過年度のタイムにおける序列
こんなところを見ていくと、馬の力がわかると思ってるよ
そこに展開、状態がどこまで作用するか?だと思ってる。
書いたように競馬は中距離やマラソンではないので、基本的にはタイムはすごく重要なファクター
ただし、ラップやら馬場差をよく見て補正しないとだめだけどね
あとラップと共にラストのフォームで、伸びしろも見ないとダメ!