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2020/04/13 07:58
桜花賞〜振り返り〜特にマルターズ
マルターズディオサは、想像以上の凡走だったが、それは意外な面と、「やはり、、」という面と、両面ある。
「やはり」
というのは、結局、買い目には入れなかったことから、後付講釈ではないことは、ご理解いただけると思う。
この馬の
「戦績の良さ〜高いレベルでの安定感」
は、秀逸であるが、どうしても腑に落ちなかったのは、デビュー戦でのウーマンズハートとの、あまりにも隔たりの大きい、速い脚、というのか、爆発力。
ウーマンズハートが控えて脚をためたのに対して、マルターズが積極的なレース運びをした差はある。
上がりは
マルターズ
33.1
ウーマンズハート
32.0
これは、あまりに違いすぎ。ウーマンズハートが、遥かに離れた最後方から、ゴール前でぎりぎり交わしたのならば、この違いは
単なるプロセスの差
と、割り切れる。つまり、どちらが勝つかは、勝負の綾でしかなくて、仕上がりは、ほぼ同じ、ということ。
でも、差は3馬身前後の、どうにも埋めようのない差だったはずだ。
もう、モノが違うという、そういう差。
2戦目は、
ウーマンズハートが新潟チャンピオン戦を制して、マルターズは未勝利勝ち
ここまでは、さもありなんだが、、、
3戦目から不思議なことが起きる。
2歳チャンピオン戦の暮れの阪神マイル、そしてチューリップ賞
マルターズは、2着、1着
ウーマンズは、4着、6着
あからさまな逆転現象が起きている。
この理由は、誰でも想像がつくように
マルターズが強くなってるか、調子を上げているか?
ウーマンズが弱くなってるか?あるいは強くなってないか?調子を落としているか?
あるいは両者が同時に起きてるか?
ウーマンズハートについは、昨日の予想において、やや強引とも思える血の整理をした。つまりハーツクライの
驚嘆すべき素質
は、認めながらも、その爆発力が、「どんなに厳しいペース、スタミナ戦」においても発揮できるようになるための
体幹等、ファンダメンタルな成長曲線はクラシックには、間に合わないのだと。
だから、ハーツクライ自身も、ジャスタウェイ、リスグラシューも晩成だと。
ウーマンズハートの同世代で言えば、ルーツドールやマイラプソディも、またそうかもしれないと。
もちろんサリオスのような例外もいる。
クラヴァシュドールは、その中間くらいなのかも。
と、言ったようにウーマンズハートの整理をした傍ら、
マルターズについては、あまり触れなかったのだけど、
どうしても単独でデアリングやレシステンシアに次ぐ3番手にまで推す気にはなれなかったのは、見てのとおりで、
「勝つときはいつも僅差。しかも怒涛の追い込みというよりも、道中、徐々に位置を器用に上げてきて、ちょっとだけ前に出る」
というのが、デビュー戦でのウーマンズハートの決め脚との圧倒的な差と、重なり、
「器用さと、一流ダッシュ(一流、超一流には届かない)とで、トライアルや、オープンは、こなせてしまっているけど、本番になると、超一流か仕上げてきて、繰り出す爆発力に遠く及ばないのめは?」
という懸念が拭いされなかったから、、
ただし、そうであるが故に、ややもすると、スピードというか、切れ味が超一流どころが削がれる道悪、重になれば?
ということを逆に考えてしまい、切り切ることもできずにいた。
結果的には、重でのそういったサポートを受けたとしても、いろんな意味でチャンピオン決定戦におけるレベルには、遠く及ばないのでは?
という感想をもった次第。


