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2020/04/17 08:17

皐月の陸上競技換算距離333メートルとは?

陸上競技における
333メートルってのは、相当タフな距離。チンタラ流してラスト100メートル勝負っていう流れなら別だけど、

いわゆる陸上競技のこの距離における競技ペースで走り切るのは相当な体幹の力や柔軟性、ペースキープ力が必要。あと息の使い方と有酸素運動能力の高さ。

ついつい忘れがちなのは、有酸素運動能力の高さで、

ここは単なる肉体的鍛錬だけではいかんともし難い

素質

も、絡んでくるところ

わかりやすく言おう

幼少期にかけっこをする

このとき長くて50メートル位だろうが、子供なんてトレーニング等してないのに、速い子と遅い子の差は

埋め難い差が出る

これは生まれ持った筋肉の素質

話を単純化してしまえば、

速筋の

量と質が高い

ということ。これは実は

遅筋が相対的に少ないってこと

速筋が多いから速いとは限らない。それは量のことであって、その速筋が爆発力を持っているかどうかは、これまた素質だ。

さて、質の話はさておき、量、つまり遅筋との構成比率の話に戻そう。

速筋の構成比率が多いのが素質だとすれば、遅筋の構成比率が多いのも

これまた素質

素質とは、ある価値において「優れている」とは、言ってない。属性とか、傾向とか、性質と同じに捉えてほしい。幼少期に1000メートル競走なんてしないから、結局かけっこ、短い距離が速い俊敏な子供が礼賛されて、

速筋の質が高く、構成比率が高い素質、性質の子が凄い!

となるので、筋肉の質の構成割合において、私が素質という言葉を使うと、速筋が多い方が優れているとの誤解が生まれるかもしれないが、そういうことではない。

人間の陸上競技における

100メートル

つまりサラブレッドの

600メートル
上がり3ハロンだけど、

この距離に限定するのであれば、ほぼ間違いなくマッチョ気味がいいのだ。

無酸素運動比率、つまり走ってる間に、取り入れる酸素をエネルギーに変換する有酸素運動ではなく、筋肉に蓄えられた糖質エネルギーをの割合が高い競技だから。

何度も繰り返して恐縮だが、

無酸素運動で生み出せるパワーは、大きく、有酸素運動で生み出せるパワーは相対的に小さい。

馬にせよ人間にせよ、走行中には両者を同時に生み出している。

わかりやすくいうと、

馬の場合

ハロン15秒位は

無酸素運動は不要。スタートダッシュだけは500キロの巨体をゼロスピードから加速するために大きなパワーが必要だが、

一度スピードに乗って、慣性の法則が働けは(空気抵抗やら地面との摩擦がなければ力を加えることなくスピードを保てるという法則。かんたんに言うとね(汗))、

ハロン15秒までの出力パワーには無酸素運動は要らない。

もちろん心肺機能やら遅筋の基礎能力は素質により差があるし、トレーニングで向上させることもできるので、有酸素運動だけで、ハロン14秒程度のスピードを保てる馬も中にはいる。

このことはとても重要であり、例えば

競馬の2000メートルの条件クラスのハロン平均ラップは、概ね12秒前後だが、

有酸素運動の基礎能力が15秒の馬と14秒の馬とでは、道中の追走において

足りない3秒、
足りない2秒

は、走行中に補充ができないパワー系の無酸素運動により生み出さなければならず、

ラスとの直線で、

上がり33秒台、つまりハロン平均11秒台の爆発的なパワーが生み出せるかどうかは、道中の追走、一見、爆発力とは無縁に見えるプロセスで消費してしまった無酸素運動のエネルギー量と密接に結びついているのだ。

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