4046件のひとこと日記があります。
2020/05/24 10:31
オークス〜下河辺牧場のクラヴァシュドール
下河辺牧場の生産の質が落ちているといよりも、
社台・ノーザンの
交配牝馬の海外血脈も取り入れたレベルアップ、トレーニング施設のレベルアップ、生物学的研究の高度化
によって、著しい差が開いてしまったといえるのだろう、、、
下河辺牧場の
2000年から
ここ20年近くの生産馬のG1実績を見てみると、、、
2003年
スティルインラブの3冠
2004年
ダイワエルシエーロのオークス
の後は、10年も空いて
2013年
アユサンの桜花賞
ダノンシャークのマイルCS
その後はまた
2017年
キセキの活躍
まで4年も空くことになる。
そもそも2003〜2004年はというと、社台、ノーザンの育成施設や、研究はここまで進んでいなかった。繁殖牝馬の質もだ。
だって、その頃から10年近く続いたサンデーサイレンス天下と、そこから生み出された材によって社台・ノーザン時代が加速したわけだから、、、
よって2000年初頭は、
とにかく
サンデーサイレンスさえ、つければ走る!という時代だったわけで、社台、ノーザン生産、育成馬でなくても、父がサンデーサイレンスなら
走ってしまう
時代だったということ
それが
スティルインラブ
という3冠馬が下河辺牧場から出た所以だ。ダイワエルシエーロにしても、同じことが言える上に、あれは福永の意表をついた単騎逃げってのもあったはず。
だからこそ、その後、単に父が良けりゃいいってもんじゃないという時代に突入すると、下河辺牧場は一気に泣かず飛ばずになる。
2017年のキセキの菊花賞といっても、ドチャドチャの不良馬場であり、中長距離の保守本流のスターホースを生んだとは言えない。
G1の選手権距離
つまり
2400
で活躍できる馬は、ほとんど輩出できてなくて、
G2、3の
1200〜1600
が関の山だ。長くて
1800
クラヴァシュドールは、
1600桜花賞路線の上位実績からオークスでの上位を期待されているが、
社台ノーザン生産育成馬ではなく
下河辺牧場生産馬であって、
そして、中内田厩舎の馬である
ということは、よくよく認識したほうがいいと思ってる。なぜ、中内田厩舎の馬だと、2400がきついか?というのは、ここで語るのはやめておきたい。
私は、クラヴァシュドールは、何の躊躇もなく、馬券から外す。