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2020/09/27 11:06
神戸新聞〜日本の特異な馬場その2
日本のこの高速時計、バテない馬場ってのは、
2つの要因
サンデーの血による産駒全体の底上げ
は、あるけど、やはり日本の馬場の造り方に起因するんだよね。
おそらく中央競馬会は、故障のないフェアな馬場を志向していて、それは事実だと思う
よく硬いから
高速時計が出て、故障する
というけど、
私は
それよりも
走りやすくて疲れない
からだと思う。
深くて、柔らかい馬場は、疲れて嫌気がさすし、のめったりする。
本当に精神力が強くて、走ることを嫌がらず走る馬はタイムラップを落としながら、他馬を突き放すが(これがヨーロッパ)、弱い馬は、そうしたタフな馬場でむしろ
故障につながる無理が出る
日本の凸凹のない整地された馬場は、走りやすいから、弱い馬も強い馬も疲れない!
私はそういうことだと思う。高速時計で故障が出るのは、
あまりに走りやすいために、フルパフォーマンスを長時間発揮できてしまって、それが負担になってるということだと思う。
パワー系の踏ん張り
(ヨーロッパ)
よりも、
スピード系の限界値発揮のほうが(日本)
腱とか筋を痛めそうではないか?
で、、、
そうした日本の馬場が、何を作用するのか?
だが、、、
サラブレッド
というより
2000を超える距離で必要な能力なんだけど、
かんたんに言うと
スピードと
スタミナ(スピード持続力)
の2つなんだけど、、、
日本馬もヨーロッパ馬も
スピードは、もうあまり変わらないと思うよ。アメリカもね
1000メートルの最高スピード馬を各国が競って作っても、あまり変わらないでしょ?
でも、スタミナは全然ちがう。
違うというのは正確じゃないな
日本においては、少なくともヨーロッパの馬場が要求するようなスタミナは要求してない。それはディープ系のダービー馬が何度凱旋門にトライしてもだめなのを見れば一目瞭然だけど、
日本の馬場には、もうスタミナが必要ないんですよ!
必要なのは、レース後半になっても、全馬が、かなりのスタミナを残しているわけだから、、
いい位置で、いいところを通れること
なのです。雨で不良とかになれぱ別
前に行っても、後ろにいても
折り合いがしっかりついて、柔らかく走れる前提だけど、
使える脚は大きく変わらない
んですよ。そして、そういうスピードとか、柔らかみとか、
若いうちから古馬オープンクラスのフィジカルを達成してしまうのが
ディープインパクト産駒
ってことなんです。この馬の有力どころが、その域に達してしまう以上、まわりもそれに付き合わされる。
結果的に春には全くそういうスピードサバイバルには追い付かない晩成タイプは、
トライアルにさえ出れない!
ここは結構重要!
もう11時になっちまったんで、一旦神戸の予想は打ち切るけど、
要するに、、、
ディープは、そういう特性を活かしてクラシックを荒らしまくる。
そのかわり、皆さん自分で、調べてみるとわかるけど、
古馬になってからの活躍は、3歳クラシックの突出した活躍とは比較すると考えられない位
落ちる!
もちろん凱旋門で、保守本流真打ちが、フランス行ったりする影響はゼロではないけど、それを割り引いても、、
今年の宝塚記念で、バゴの娘
つまり凱旋門賞馬の娘ね
クロネジェネシス
が、オークスのハイラップでは、ディープインパクトっこの2分22秒台ワンツーフィニッシュには、ブッチギられながら、
宝塚記念では記録的なブッチギリを演じたのは、そういうことだよね
よって!
春の大活躍ディープ
は、古馬になるにつれて、その差は詰まる!これは覚えておくべきだし、
ディープ以外でも、春にディープ舞台に向けての形成された序列
本番やらトライアルやら、、、
それは秋には疑ってみる価値はあるってこと。