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2020/10/03 23:42
昨年の凱旋門賞のラップ
皆さん、退屈すると思うので、
結論早めます
昨年の凱旋門賞のタイムは
2分32秒
フランスロンシャン競馬場は、さっき書いたイギリスエプソム競馬場とは、
2400メートルのコースにおいては、坂は全然ちゃいます。
中山やら京都の倍はある。
高低差10メートルはある。
でもエプソムみたいに
37メートルではない。
エプソムの勝ちタイムは100年近く大して変わってないといったけど、
フランスロンシャンは、
それほどではない。少しは速くなってる。
でも、劇的に速くはなってないし、
それより何より
速くなってきたかな?と、思うと
いきなりめちゃくちゃ遅くなる年もある。例えば
デインドリームがレコード勝ちしたのが
2分24秒台で
日本並、日本馬にも利があるか?と、思わせておいて(数年前、ロンシャン改修の代替開催タイムは考慮しない)
オルフェーヴルが
ソレミアにやられてしまった年は
2分37秒と、
強烈な坂コースのエプソム並みの遅い時計で、日本ダービーや、ジャパンカップの狂速タイムとは
15秒超
もの開きがある。
昨年、エネイブルが
前人未到の
凱旋門賞3連覇に
挑んで、
ヴァルトガイストに串刺しにされた
タイムは
2分32秒台
と、遅め
じゃあこのときのラップや談話を振り返ってみよう。
まずは勝ったヴァルトガイストの
上がり3ハロンタイムは
38.1
3連覇は逃したが、2連覇の偉大なエネイブルは、勝ちに行って、ヴァルトガイスト以外は、しっかりと突き放したが、上がり3ハロンは、
38.9
だっ!
このとき、
日本馬の最先着馬
キセキの上がり3ハロンは、
42秒台で
菊、天皇春のタイトルを引っ提げて日本代表として、勇躍挑戦した
フィエールマンの上がり3ハロンは、
47.9秒
有馬記念馬の
ブラストワンピースの上がり3ハロンも同じようなもんだ。
どう思う(笑)??
ここまで書けば、敢えて書く必要ないんだけど、
その前の年に
超抜の2400世界レコードを作った馬であり、自身もアーモンドアイに屈したとはいえ、従来世界レコードを更新したキセキ
この馬のジャパンカップのラップと、凱旋門賞のラップを比べてみたい
キセキのラップ
【ジャパンカップ】
1400通過
1分23秒4
上がり3ハロン
34秒7(11.0-11.4-12.3)
【凱旋門賞】
1400通過
1分29秒0
上がり3ハロン
42秒4(13.3-14.1-14.7)
どうですか?(笑)
もうさあ、、、
今年は馬場が硬いとか柔らかいとか
水をまけとか、まくなとか
そういう次元ではないんだよね。
あのオルフェーヴルの
「いったいどれだけブッチギるの?」
と、誰もが思った凱旋門賞で、衝撃の加速の後で、ドンソクの無名のソレミアに差し込まれたのは、別によれたとか、ソラを使ったとか、そういうことじゃなくて、
あのときオルフェーヴルのラストは私の手元ストップウォッチだと
14秒近い!
んだけど、このキセキ、フィエールマン、ブラストワンピースの
顎の上がり方
しかも、前に一回も出ることができないまんまでの、このラップを見ると
いかにオルフェーヴルが偉大なのかがわかるし、
なぜ、
無敵のディープインパクトが付き放すことができなかったのか?
今ならわかる。
これがヨーロッパと日本の馬場の違いであり、その馬場で行われる選抜レースで勝ち上がるために
行われてきた
血の淘汰
は、全く別の方向に進まざる得ないのだ!