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2020/10/04 08:37
サラブレッドの短距離限界ラップ
さっきの続きだ
つまり要するに
世界競馬史上最速馬の
スタート2ハロン
400メートルは、
11.6プラス
9.6で
21.2
これ以上はどうやっても無理!
これがサラブレッドとして、最高最速のタイムだ。スタート2ハロンとしては。
そして、中間2ハロン、スタートダッシュの加速期間を除く
400メートルダッシュの
史上最速において、
最速ラップ
9.6を2ハロン連続も観察されておらず、これは
9.6
9.8が、限界
つまり、
スタート3ハロンは、
21.2に、
9.8を加算した
31.0が限界だ。それも
直線
が、前提。これ以上の記録は
絶対に無理。
これは、驚異の中間ラップが記録された
ものと、スタート単体の最高ラップを単純加算したものであり、基本的にスタートで11.6というのは、ほとんど目にしない、驚異のダッシュであり、それを発揮した後に2ハロン、世界最高クラスのラップを刻めるとは到底考えられず、あくまで机上の数値でしかない。基本的には、上記に0.2程度加算した
31.2
程度が、600メートルでレースが、終了する前提とした場合(600で果ててもいい)のマックス能力と見ていいだろう。
これがサラブレッドの限界。
そして、例え直線1000のような
ド短距離で、
平坦、絶好馬場(新潟であっても)
どの程度のスタミナが必要か?を検証してみよう。相当な数の
1000メートル直線競馬が行われてきたが、レコードは、
53.7
これに近づいた馬は何頭かいたが、この記録は10年以上塗り替えられておらず、まあ、これが限界なんだと思う。
じゃあ、引き算してみよう。
53.7から
理論的な最速スタート
3ハロンタイム
31.2
を引くと
22.5
平均11.25
となる。
物凄いラップの落ち込みようなのがわかるだろう?
これが1000メートルでさえ、マックススピードは維持できず、どんどんスピードは落ちていく証拠だ!
ただし、考えてほしいのが、果たして1000でレコードを出したりブツチ切る馬がスタートで猛ダッシュを決めて、
中間も鬼のうよなラップで先頭を切り続けているか?
というと、さにあらずなのだ。
実際には、上記でも書いたが、スタートからの3ハロンの、600メートルの最速タイムは、狙ってそうしてるかどうかは別だが、概ね
600まで先頭に立つこと、勝つか負けるかは別として、とにかく先頭にあり続けようとした馬のラップであり、
それはその馬が
微妙なラップコントロールができない故に、結果としては馬の狂気に近い「行く気」で生まれたラップでしかなく、
つまり!
1000メートルのレコード、世界最速速度を出すためのベストラップ構成は
31.2
22.5
の合計としての
53.7ではないということだ!
ここまでよろしいか?
これだけの短い距離でさえも、その道のチャンピオンは、
素のまんま
のスピードでは、しゃにむに
吹っ飛ばしてはおらず、
32秒
切るか切らないか
のスタート3ハロンラップを刻み
ラスト2ハロンを
21秒5程度でまとめてくる
21.5の内訳は
概ね
10.2〜3の後
11秒チョイくらい
3ハロンまで、かなりのペースで飛ばし、4ハロン目、辛うじて
10秒前半ラップを保つものの、
最後は顎が上がって
11秒台
これが、世界競馬において、観測された、サラブレッドのスピード維持の限界と見ていい。
もちろん1000メートル新潟に
世界最強素質馬がエントリしたのか?
という疑問は受け付けるが、そこは今日は時間かかるので
答えない!
が、結論を言えば、世界最強と言われる馬が、仮に新潟1000を走ることに懸命に事前準備したとしても、
おそらくレコードを更新できる可能性は低いと見てる。仮に更新するにせよ
大差なく
ほぼ
53.7
とかラップ構成は
全サラブレッドのフィジカルの限界の代表値と見ていい。