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2020/10/22 07:08
競馬における距離 〜 馬券ファンが錯覚を起こすメカニズム
この菊花賞というレース
というよりも・・・
■ダービーという世代最高峰、いや生涯最高峰の戴冠
のわずか5ケ月後に、距離が125%に伸びる
■菊花賞
というレースを行う
そして、その菊花賞を「三冠」のひとつに位置づけ、
「菊花賞こそ最強の馬が勝つ」
という格言が生まれてくるようなこの状況・・・
これが主催者側の「そういう意図」なんですよ・・・
何を言っているかというと・・・
■まず距離を伸ばしている
2400から3000メートルに
わずが25%の延長ですが、ここに結構大きなトリックがあります。
トリックというのは、「2400で強かったのに・・・」ということが
起こりうるトリックです。
そのトリックは「日本ダービーこそ(2400)が生涯最高の栄誉」と
謡っていることで、より一層、その効果が助長されることになる。
後で述べますが
2400と3000というのは求められるフィジカルが結構違うんです!!
■実施時期に3歳夏を挟んでいる
馬が激しく成長する時期が、3歳夏です
つまりダービー以降、菊花賞
人間の年齢でいうと
大学生1〜2年 → 24才くらい
にかけての時期でしょうか?あんまりバイオロジカルな知見からのたとえでは
ないので、前後1〜2才のいい加減さは許してください(汗)
個人の日記なので・・・
後で距離の話をするときに話しますが
人間の陸上競技(私は陸上競技を本格的にやってました)では、
短距離(400までの長めの距離を含む)の記録のピークは
24歳程度
と言われています。それは実際の著名な選手の世界記録樹立年齢を見れば、
おおむね妥当なことがわかります。
私も経験者なので、わかるのですが、「肉体年齢のピーク」よりも
やや後ろ倒しになります。
なぜか?それは・・・
試合経験だったり、
試行錯誤の結果のベストのコンディショニングだったり
メンタルタフネスだったり、
そういったものが記録・パフォーマンスに大きく影響するからです。
これが
30メートルダッシュとか
50メートルダッシュとか
だと違うんです。そうなるともうメンタルとか調整力とかあんま関係なくて、
単に肉体の強靭さ、フィジカルの占める割合がほとんどなんです。
ところが
100メートルという
一般の方にとっては、「トップスピードの権化の距離」と思われる距離ですが
「非常に高い調整力や、ペース配分ノウハウ」
が必要になります。
詳しくは次のページで・・・