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2020/10/26 18:42
サラブレッドのスピードの話 その3
イギリスの
250年にわたる
ダービーを核とした淘汰
さっきの私の話は、
250年前のトップオブザトップの馬のスピードを
個体として越えるような馬が、誕生するには突然変異的なものがないと、原則は起きないのではないか?
ということ。
ただしっ!
平均値は別の話だ。
速い馬同士の交配で淘汰していけば、マックス能力、トップオブザトップが、あまり進化しなくても、
底上げは必ず起きるだろう
と、思う。
そして、
2つ目の話
(何が1つ目だったのか、わからなくなってきましたね(汗))
仮に淘汰による
マックス
最高速度
トップオブザトップの馬のスピードが進化していくことを認めたとしても!
(突然変異によるスピードアップは、ありうることを認めている。)
既に
1700年代末期から
250年経過しているのである、、、
それを考えると、もう
この100年は、さすがに進化してないだろ?
ってこと、、、
イギリス、ヨーロッパの話ね
そしてそれは、
何度も書いてきたが
イギリス
ダービーの勝ち時計が
1930年代
日本のダービーが発足した頃から
2分35秒程度を中心に
基本的には、ほとんど
変わってないこと
に、裏打ちされる気がしてる、、、
日本は、また別だ
1930年代から
現代までに、
20秒を遥かに越えるスピードアップを果たしたのは
海外からの
速い遺伝子の流入
である。
これが最大要因
ダービー発足前は、ろくな種牡馬がいなかったわけで、
ドンドン、本場ヨーロッパの名馬を輸入して、スピードが底上げされていった。
最初は種牡馬からのスピード影響。次にはその種牡馬の血を受け継いだ繁殖牝馬のスピード遺伝子のスピード影響。
その交配の繰り返しで、その質を欧米に近づけていったのが、この
80年近くだ!
ただし、日本には、もう一つ別のスピードアップ要素があって、
それが、陸上競技場の
トラックサーフェス(表面)
つまり芝の高速化だ!
そして最後が、サンデーサイレンス!
ここから
芝の2000メートル
天皇賞秋の話に繋げていくんだけど、実はサンデーサイレンスとて、
全体走破タイムには限界があるんですね。サンデーサイレンス系の影響は、全体スピードを、追走区間を押し上げたところにこそ、最大のポイントがあって、
必ずしもあらゆる距離の
全体走破タイム
において、抜きん出た遺伝子をもっているわけではないと思ってます。
そして、それは
日本レコード
1.56.1
を記録した
トーセンジョーダン
は、
父ジャングルポケット
母父ノーザンテースト
で、サンデーの血は一滴も入ってないってことからもわかる。