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2020/10/26 19:55
限界タイムのラップ構成と馬体への影響(私見)
限界タイムのラップ構成は運動生理学的に立証されていますので
たわごとではないです(汗)
いわく
■スタートからは徐々加速(あまり飛ばしちゃだめ)
■等速維持
■ラストちょい失速
これです。
例えば当時
2400メートルの脅威の世界レコードとなったジャパンカップ
ホーリックス対オグリの
2.22.2
ラップは
13.0 - 11.1 - 11.5 - 11.4 - 11.5 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.7 - 12.2 - 11.9 - 12.3
こんなんです。
理論的には・・・
12秒後半の入りから・・・
11.7程度の10ハロン(凹凸はあり)
ラスト
12.5程度
こんな感じになります。ラップを見てもらうと、
スタート:ほぼ理論値どおり(ややゆっくり)
10ハロン:イブンベイが若干離して逃げたので、
ホーリックスやオグリキャップはおおむね11.7〜8平均
※直線入り口で12.2になっているのはイブンベイのバテ
理論値から遠くないですね。
次、天皇賞秋でトーセンジョーダンが世界レコード出したレース
1.56.1
ラップは
12.5 - 11.0 - 10.8 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 11.8
こんなんです。
理論的には
12秒後半の入りから・・・
11.4〜5程度の10ハロン
ラスト
12.0くらい
こんな感じ。ラップ見てもらうと
スタート:やや速め
10ハロン:前半あまりにも飛ばしすぎ!!
これはシルポートのバカ逃げ・飛ばしすぎでして、トーセンジョーダン
は後方で控えて、11.4〜5のラップ維持してます。
で、1200メートル過ぎから緩んでいるように見えますが、これは
シルポートのバテでしかなくて、トーセンジョーダンは
11秒6〜7で徐々につめてきてます。
ラス前の12.1はトーセンは追い込んできていて11.7〜8です。
ラストの失速はゆるやかなので「もう少しラップ構成次第でタイムは
向上するかも??」というフィニッシュですね。
でもほぼ理論値どおり
こんなことを見て、何の役に立つのか?
答えましょう!!!
こういう限界タイム勝負になると、
強い馬が強い競馬ができなくなる
んですっ!!!
別の言い方をすると
「一瞬で他の馬を置き去りにする(強い馬が)爆発的な脚」
が使えなくなってしまうということです。
そもそも
強い馬
って何?というところから始めないとならないですね。
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