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2020/10/26 20:50
芝2000Mにおけるアーモンドアイの強さ
アーモンドアイの強さは、いろんな面がありますが、2000Mを越える距離での
早め等速、限界タイムマーカー
という側面もあります。
桜花賞からラップを見てみましょうか?
桜花賞
タイム1.33.1(限界タイムにほど遠い)
ラップ
12.3 - 10.7 - 11.5 - 12.1 - 12.1 - 11.5 - 11.3 - 11.6
これを、ほぼ最後方からです。マイルの三歳春メス馬の限界タイムは1分32秒程度
なので、スタート12秒チョイから、11.5平均のラスト11.8位
これにトレースすると、アーモンドアイの位置からは
あほみたいに楽で、持ち前のスピードと爆発力で余裕の勝ちです。秋の天皇賞を占う
能力診断の対象になりません!!
オークス
タイム2.23.8(限界タイムより1秒遅い)
12.6 - 11.1 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.3 - 12.4 - 12.2 - 11.1 - 11.6
これを5〜6番手から
でも逃げの
サヤカチャンの
引き離した大逃げの形になり、向こう正面まで2秒以上は離され続けたので
アーモンドアイのラップは
限界ペースの11.8〜9と比較すると
相当遅いです。
せいぜい
12.3平均ってところでしょうかね?これだけ限界ペースから遅いラップを刻んで
ラスト2ハロンが
10.7〜8
11.6
なんです・・・
確かに10.7〜8の鬼脚炸裂のラップ箇所は
すげえ〜
ってところなんですが、ラストの1ハロンが
11.6にがた落ちしていて
結構リリーノーブルに食い下がられるんですよね・・・
もちろんこのレベルは
3歳メス馬では
超強い!!
んですよ?
でも秋のジャパンカップの走破タイム
2.20.6から想起される
2400での圧倒的な強さからすると・・・
「意外と、ためても、その見返りの爆脚は、2ハロンは???」
というのが私の印象です。よって「ためるよりも厳しめの等速」の方が身体の
リズムに合うのではないかと・・・
この疑念が有馬記念の惨敗で、「やっぱりな〜」という感じになるわけです。