4046件のひとこと日記があります。
2020/10/27 18:48
限界タイムをマークできる馬のレベル
昨晩も書きましたが
限界タイムは、超高速馬場であれば
「馬の心肺性能や柔軟性、根性(苦しさに耐えて走る気)」
といった、普通の馬場ないし重めの馬場で必要とされるスピードに
加えて必要な属性を
あまり必要としない!!
ので、「本当に強いサラブレッドと、ただスピードがある馬」
との差を縮める効果があります。
要するに
「飛ばしても(ハイラップを刻んでも)、容易にばてない」
ということです。
そして、もうひとつ「勘違いされがちなこと」をくどいようですがいっておくと
「ハイラップ」
を追走する後ろの強い馬にとっても
そのラップをマークするのは、馬場が重いときよりも楽ではあるし
その分「エネルギーは温存できて、脚は普段より溜まる」
ですが!!
溜まるんですがっ!!
ここで縛りが発生します。
結局、
エネルギーは
「脚を速く動かすこと」
「馬場を蹴るパワー」
の二つに使われているわけで、高速馬場とはいえ、「脚を速く動かすこと」
に消費するパワーは普段と変わらない(厳密に言うと微妙ですが)。
一方、もともと心肺機能はきわめて高いので、「蹴る力をセーブできても」
馬場が多少重いときに比べて「貯金ができるほどの効果は薄く(心肺機能
が低い馬と比較して」・・・・
いくばくか「溜める量が増えたとしても」
ラストに驚くほどの切れを発揮するほどの「ため」はできない。
つまり高速馬場の平均的ハイラップってのは、前にいる馬との相対的意味における
ラストの切れを殺されることになる
ってことです・・・・
で、表題の意味ですが・・・
トータル距離が短いほど、
弱い馬が「ごませる心肺機能などの低さ」の総量が少ないわけですから・・・
その分
強い馬のパフォーマンスに近い値を出せる可能性が出てくる
ということです!!
具体的に弱い馬を「G3レベル」と仮置きしたときの私のイメージをいいますと
1200は超高速馬場であれば
条件クラス馬がG1クラスを逆転することも不可能ではないと思ってます。
ギリギリもたせることができるかもしれない・・・
昨年のスプリンターズステークスのモズスーパーフレアがその最たる例です。
通常チャンピオン戦である「中山最終週の同レース」が超高速馬場になること
はあまりないのですが、昨年はそうだったということ
そしてそれに錯覚した人たちが「今年の重い馬場」でモズスーパーを買い漁って
泣きを見た・・・
ということ。そして「重い馬場」だからこそ、安田記念で最強馬アーモンドアイをぶっちぎるほどの「心肺機能や柔軟性、根性」をもった
グランアレグリア
がぶっち切ったということ・・
1600だと、ギリギリ差されるかな?
という感じですかね。
私は1600の限界タイムは
1.29.7前後
と見てます。
今、世界レコードは
トロワゼトワル
の
1.30.3
ですが、これより「もうチョイ」いけると計算しています。
だから、私は今年の
ヴィクトリアマイルの
アーモンドアイの
勝ち時計予想をそのあたりに置いていたのです。
実際には
1.30.6
だったので想定より
1秒遅い感じですね・・・
トロワゼトワルの刻んだラップが
ドンピシャ!!といいたいくらいの
等速ペース
だったので、これを割りと離れて追走したアーモンドアイは「それなりに脚
を溜められた」と見ており・・・
ラストは、この馬の力なら「はじけてもいい」と思ったのですが
11.6
というのはちょっと拍子抜けです・・・
もちろんベスト位置がトロワゼトワルのペースなので
アーモンドアイはそれよりも後ろ過ぎ(限界タイムマークペースとしては)
なので、1.29.7の要求は酷ですが・・・
ラスト
11.2〜3
で仕上がりが
1.30.3
の世界レコードタイ
があってもおかしくないなと・・・・
そういう意味では、この馬のピークではないのでは?
という感じはしましたかね(というより今見るとそう思います)