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2020/11/05 19:45

「バイオ」でアカデミックな話! その4 ミオスタチン

■速筋と遅筋
■ミトコンドリアの機能と遺伝経路

ここまでいいですか?

ここでちょっと話を変えます(後でつながりますが)


ミオスタチン遺伝子の話
ミトコンドリアとは全然違うものです。

これも詳しくはググって見てもらうといいですが
簡単にいうと


「ミオスタチンというのは筋肉の発達を抑制する成分」

のことを指します。


間違いないでください

★筋肉を発達させる成分ではなくて
★筋肉の発達を「抑制」する成分です

ググってもらって「ミスオスタチンが足りないとどうなるか?」っていう
事例が写真で結構見れます。

「筋肉もりもり」の動物の写真が確認できますので、見てみてください。


つまり、一般的に





そのほかの動物にせよ

ミオスタチンが一般的標準水準量があって、その機能がしかるべく働くと・・

いわゆる





そのほかの動物

のよく目にする形、筋肉量になるのですが。。。

このミオスタチンが少ないと

「異常なまでに筋肉が発達してしまう(抑制成分がないということになるので)」

のです。

で、、、、

サラブレッドの話に特化しますが・・・

このミオスタチンにかかわる遺伝子において

 C型

 T型

という二つの遺伝子があるのですが・・・・

C型がミオスタチンが少ない=筋肉がもりもり
T型がミオスタチンが普通 =スレンダー筋肉

ってことになります。

で、父を母からそれぞれCかTのどちらかを受け継いで
その子の対は

CC
CT
TT

のどれかになるのです!!

ここまでわかります?


で、ですね・・・

普通遺伝子って、「優性遺伝子」がその表現形態(そのサラブレッドの)
になるので

CかTのどちらかになるように思うと思いますが、そうではなく
文字通り


CCがマッチョ
TTがスレンダー

CTはその中間

になるんですね!!!

ただし、写真で確認してもらたように、「ミオスタチン異常」って、ちょっと
考えられないような


筋肉モリモリ

になっちまってますが、サラブレッドというか馬においては、その写真例に出てくる
ような事態にはなりません。

それは遺伝の発現における遺伝子の役割が他の動物とは違ってサラブレッド(馬)に
おいては

外見上、そこまでの影響は出ない

ということです。この詳しいメカニズムも興味があったらググってください。

今はとりあえず


CC
CT
TT

がおおむね分かれば、この先に進めますので・・・


さて・・・

ここでようやく、

速筋と遅筋の話と

リンクしはじめます・・・

と、話を進める前に

絶対に勘違いしないでほしいことがあります
これはたぶん

あまりこういうことに研究熱心でない人とか・・・
あまり賢くなくてせっかちな人が陥りがちな「誤解」がありそうなので
いっておくと

CC=全部速筋
TT=全部遅筋


っていうことじゃないです!!それは違います。

筋肉の発達の抑制が働くかどうか?というのがミオスタチン関係のメカニズムであって
それはその対象となる

筋肉のもって生まれた

速筋、遅筋とは別次元のことです。


そもそもサラブレッドのほとんどの固体は

おおむね

速筋 = 70%台
遅筋 = 20%台

と、ほとんどが人間でいうとスプリンター構成です!!


これをまず頭においておいてください

ここに

CC
CT
TT

がどう作用するか?っていうのは、もう少し複雑な話なので・・・

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