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2021/04/01 20:00
SS自身の終焉と、ディープ爆発の狭間
次のポイントは、
SS自身が
2005年の産駒ディープを最後に産駒の質が低下(あるいは周りの質の向上かもしれない)し、
自身の種牡馬生活がその終わりを告げる2000年代後半に注目したい
この頃に
SSの後継として種牡馬生活をはじめていたのは
フジキセキ
が挙げられるが、ご存知のとおり短距離専門。長くてマイル
アグネスタキオンは、ダイワスカーレットという大物を出すものの、彼女自身も身体は固めで
名手安藤のエスコートによるところ多く、故障しがちなこともありダイワスカーレット以外の大物は
ディープスカイくらい
ネオユニヴァースもロジユニヴァース以外に目ぼしい馬はおらず、ダンスインザダークもキレにかける。
スペシャルウィークは、
ブエナビスタ、シーザリオと
大物は出すものの牝馬偏重の上に
トーホウジャッカルを加えた上記牝2頭共にファミリーナンバー
16号と、母系を選んでしまう遺伝の弱さがあり、
結局
タフで成長力のある
ステイゴールド
にとって
ディープインパクト産駒の爆発、覚醒まで、一人勝ちできてしまう環境が整ったわけだ。
だから、
実はステイゴールドのG1活躍馬は、その頃に偏ってる
ゴールドシップ
オルフェーヴル
フェノーメノ
ドリームジャーニー
みな、その頃だ!
サンデー亡き後
ディープ炸裂までの
谷間!
ここに見事にステイゴールドがはまった。もちろん、はまって恵まれたと言っても
ドリームジャーニー、オルフェーヴル兄弟の強さは破格だし、ライバルがいたとしても、絶対的に強かったであろうことは、凱旋門賞や、ドリームジャーニーがブエナビスタを負かした有馬記念を見れば明らかではあるが、
その他の馬に付いては
古馬G1 複数勝利
とはいっても、そういうことがあった。
そして加えると
サンデーの子供たち同士の争いにおける
谷
でもあったが
キングカメハメハ
系統の強豪たちが覚醒する前でもあったのは大きい!
それがなければ古馬G1戦線をステイゴールド産駒ばかりが
複数勝てるということにはならなかったはず