ドリームレースの結果を考える〜限界タイムと共に

このレースは
２０００

サラブレッドの限界タイムは
概ね

１．５６．０位

まあ、これを切れるか？は微妙で、多少良くても
　
１．５５．７〜８

日本特有の超走りやすい、スタミナ費消が最小限に抑えられる絶好高速馬場でね

そして、陸上競技における運動生理学から科学的に導かれたベストタイムのためのベストラップ理論は

等速ペースからのやや失速

とすると、、

スタート無理するべきでなく
１２．８

２ハロン目はどうしても加速後で、速めになりがちだけど、スタートを抑えることで、ここも徐々加速で
　
１１．７〜８

そこから

１１．３〜４位平均で走り続けて

ラストハロン

１１秒後半に失速

こんな感じ

日本レコードの　
天皇秋
トーセンジョーダン

それに次ぐ
アーモンドアイ

の「レース」ラップを掲示するよ

トーセンジョーダン
この馬は道中１０番手で、下記はシルポートが、後続を離してバカ逃げしたラップで、トーセンは、ビデオでの位置取りから推察して、私の提示した内訳に近いはず。

12.5
11.0
10.8
10.8
11.4
11.8
12.0
11.9
12.1
11.8

これで、日本レコード
１．５６．１

アーモンドアイは、
これより０．１ビハインドの
１．５６．２
道中は内目の前々

レースラップからそんなに離されてないから、レースラップは、アーモンドアイの刻んだラップに近い。スタートが以下よりやや遅め位

12.8
11.4
11.5
11.6
11.7
11.6
11.3
11.1
11.3
11.9

序盤にスーパーレコードペースより、気持ちゆるく入って

中盤も１１．４ペース(スーパーレコードの理論的な、ベスト平均値)より気持ち遅め

その代わり
直線入口から

１１．１−１１．３

というラップに上がるが(１１．３は、坂部分なので実質１１．０切る位)、

結局そこからやや失速で、仕上がりは
１．５６．２

やはり、少し楽しても、ラスト１１．０３連発は、難しいということかと、、

つまり

１．５６．０

が、サラブレッドの限界！

縮めて表記すると　　　

１４００通過

１．２２．０

上がり

３４．０

こんな感じだ。そして、このタイムが、それなりに序盤から　　

出して行ってのものであることを考えると、

どうしても序盤に脚を溜めないと伸びない馬にとっては、厳しいものがあり、

そういう馬は、そもそも

高速馬場の逃げ、先行一流馬に
フルマックスの
ベストミドルハイ

で飛ばされると

勝ち目はない！

と、言わざる得ない。

これを１４００通過
５馬身強後方の
　
１．２３．０通過で溜めても
統計的に検証すると、、

上がり
３３．２〜３が限界で、

１．５６．２〜３

で、限界タイムには届かない

因みにアーモンドアイは

１．２２．４通過の

３３．８

だ。これを絶好馬場のコース利のある内枠から終始ロスなく内を通り、最終コーナーもベストポジションから最短通って、直線は前が、ガラ空きになる僥倖もあってだから、

外を回らされる馬や
直線で馬群を捌かないとならない場合、もっとパフォーマンスは落ちる

つまり、

どんなに馬が、強くても

特定条件下で、その条件を味方につけられる馬(スーパーレコード馬場の場合のサイレンススズカのような)には、

かなりのディスアドバンテージを抱えることになる。

さりとて、馬場が代わり、距離が変われば、話は全然変わってくる。

毎日王冠で、サイレンススズカに子供扱いすれての２着だった

エルコンドルパサーが凱旋門賞で、世界一強かったモンジュー相手に勝ちに等しい２着だったからといって、

サイレンススズカが
凱旋門賞をぶっちぎれたとは言えないかもしれないのだ、、、