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2021/04/29 21:25
2歳戦、俯瞰(続)
間違ってはいけなきのは、
実力馬は、目先の新馬、未勝利は、勝つためならば、ほぼ間違いなく逃げたり、先行したりすれば、かなりの確度で勝てる。
でも、かつての3冠馬
シンボリルドルフ
ナリタブライアン
ジェンティルドンナ
オルフェーヴル
がそうだったし、名だたる名馬もそうだが、
新馬のタイムは決して速くないし、むしろ遅いくらいのことが多い
そして、派手なぶっちぎりも稀だ。
なぜなら、デビュー数戦は勝つだけでなく、レースでの基本ルールを覚えさせなきゃならないからだ。
抑える
馬群に入れて我慢する
騎手のゴーサインが出るまでリラックスして走らせる
力ませない
手前をコーナー手前や、直線入り口で替える
ゴールまで、真剣に走る(ソラを使わない)
おそらく、相当いろんな、ことを教えてる。
よって、場合によっては、教育するゆとりが、ない重賞に勝ち上がるよりは
敢えて新馬負けて、未勝利のレベルで余裕の走りをさせながら
教えこむことに使いたい
ということもあると思ってる
少なくとも、
「何もかもがスーパー級でない馬は、下手に、さっさと、勝ち上がるよりも未勝利戦で立ち回り力を、スキルをつけたい」と、願ったとしても
私はおかしくないと思う。
無敗で突き進めるほどの図抜けた素質なんて、8000頭からいる同期の
ほんの数頭なわけで、
そうでないことは、すぐにわかるはずで、そういう思考回路でクラシックステップを歩んでる陣営はあるはず。
さっきのレース数内訳を思い出してほしい
2歳で、636レースあるっていっても
芝1800以上は、
たった
150
このうち牝馬限定を除き、
また、教育をお願いしたい
一流騎手の騎乗予定に合わせて中央開催で使う必要があるとすれば、
この7割弱
100しかない!
内訳は
新馬 40
未勝利 50
以外 14
いい騎手を確保できて、ダービーコースも経験させつつ、距離も十分なレースを使って、2歳のクラシックプロセスを進めるのは、上記に限定される。
新馬の40とは言っても、6、7月早々に仕上げ早期化で、さっさと目先の勝ちを取りにくる陣営もいるし、強い牝に勝ち議席を持っていかれることもある。暮れの12月に勝っても、遅いことを考えれば、更に上記の5割が、保守本流の新馬、未勝利勝ち勢力といっていいだろう
つまり、勝つべくして新馬を勝ってプロセスを進める馬は
多くて20頭程度
その20頭以外の強豪は、例えばナリタブライアンもそうだったし、マヤノトップガンも、アーモンドアイもそうだったし、ジェンティルドンナも、ブエナビスタもそうだったが、未勝利にまわるのだ。そういう馬が未勝利の後で、勝つべくして勝てるのは、
多くて25頭程度
この多くて45頭が、入れ代わり立ち代わり
2歳戦の僅かなレース数しかない
14の特別、重賞で2つ目を勝ちに、きてるわけだ。
ちょっと書き方が雑なのでわかりにくいかもしれないが、、、
さっきから言ってるように、有力厩舎の高額有力馬が、2歳11月までに2勝目を上げるか、重賞2着を確保したいことから、
2歳の秋以降の
特別や重賞は、レベルはそれなりに高く、それは特別の一勝クラスも重賞同等に近いと言っていい。
ついつい
古馬の重賞と
1勝クラス馬の格差をイメージして
3歳路線の1勝クラス勝ちを過小評価する人が多いが、
2歳、3歳は
今まで見てきたようにクラシックステージにステップアップするためのレース数が少ないし、長めの距離はことさら!
また教育のために、重賞に勝ち上がらずに1勝クラスや未勝利で、牙を研ぐタイプもいることから、未勝利や1勝クラスのレベルもバカにできない。
なにしろ2勝クラス、3勝クラスという中間の階層がある古馬のような中間がないのだから、それも当たり前だ!
なんとなく、わかりますよね?ニュアンスは、、、