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2021/09/12 16:32
兄弟活躍の分析
限定戦としてもG1はG1
年度代表馬、ダービー馬の弟妹であろうか、兄姉であろうが、兄弟姉妹活躍として、さっき掲げたG1兄弟姉妹について
★どういうケース?
というのを見てみよう
【保守本流系G1活躍】
共に濃厚な活躍をしているケース
以下の5ケースが該当(8%程度)
オルフェーヴル&ドリームジャーニー
全兄弟(ステイゴールド)
ファミリーNo.8C
4歳違い
同一厩舎(池江)
同一騎手(池添)
ビワハヤヒデ&ナリタブライアン
父親違い(シャルード&Bタイム)
ファミリーNo.13A
1歳違い
別厩舎(浜田、大久保)
別騎手(岡部、南井)
アグネスフライト&アグネスタキオン
全兄弟(サンデーサイレンス)
ファミリーNo.1L
1歳違い
同一厩舎(長浜)
同一騎手(河内)
アルアイン&シャフリヤール
全兄弟(ディープインパクト)
ファミリーNo.2S
4歳違い
別厩舎(池江、藤原英)
別騎手(松山・北村、福永)
フサイチコンコルド&アンライバルド
父親違い(カーリアン&ネオユニ)
ファミリーNo.1L
13歳違い
別厩舎(小林、音無)
別騎手(藤田、岩田)
★全兄弟が5回中、3回
★1歳違いが5回中、2回
★NO1G1母系1Lが、5回中、2回
★兄弟共にSS系が、5回中、3回
(何れかSS系なら4回)
★別厩舎の方が多く3回
★騎手に傾向なし
上記の共通性や異質性などから推定すると、ダービーや日本競馬2400メートル戦における「ファミリーナンバー1号族L系統」の圧倒的ダントツ実績をふまえると、フサイチコンコルド、アンライバルドの13年違いケースを「1号族による寄与が高い」と、みなせるので、その隔絶を例外とできそう。
よって、成功ケースというか、兄弟揃って走るのは「1年違いが2回、4歳違いが2回」となり、「どうやら母親の母胎のコンディションにピーク時期がありそう」に見える。
アルアイン、シャフリヤールのケースは、この10年でビックリ仰天の7頭のダービー馬を出したスーパー種牡馬であることから、4年の隔絶を例外とも取れるし、またもう一組の4年隔絶は
父も母も厩舎も騎手もすべて同じ
ということを考えると、これも一定特別視できそうで、、、
年子(1年違い)
というところにヒントはありそうだ。なにしろナリタブライアンの強かった兄貴の
ビワハヤヒデ
の父シャルードは、ビワハヤヒデ以外は芝のオープンレース勝ちさえも一頭もいない大失敗種牡馬で、それでいてあの成績は母の血が最大限活きたという要素以外には説明がつかないのである。
【兄弟姉妹、片方限定戦G1活躍】
片方のG1のスケールは今ひとつ
以下の6ケースが該当
タマモクロス&ミヤマポピー
父親違い(CBクロス&カブラヤオー)
ファミリーNo.21A
1歳違い
別厩舎
オグリキャップ&オグリローマン
父親違い(Dキャップ&Bローマン)
ファミリーNo.7C
6歳違い
同一厩舎
サクラチヨノオー&サクラホクトオー
父親違い(マルゼンスキー&TBOY)
ファミリーNo.16H
1歳違い
同一厩舎
ブエナビスタ&ジョワドヴィーヴル
父親違い(Sウィーク&ディープ)
ファミリーNo.16
3歳違い
同一厩舎
アドマイヤベガ&アドマイヤドン
父親違い(SS&ティンバーカントリー)
ファミリーNo.9F
3歳違い
別厩舎
ファレノプシス&キズナ
父親違い(Bタイム&ディープ)
ファミリーNo.13A
15歳違い
別厩舎
★全兄弟が6回中、0回!!
★1歳違いが6回中、2回
(3歳違いが2回)
★血に傾向見えず
★騎手、厩舎にも傾向見えず
★半数は昭和初期、平成初頭
これらのイマイチ組からの推定はあまり共通法則は見えない。1つ言えるとすれば、3年違い以内が4つもあり、そのうち年子が2組なので、やはり
母体のピーク時期説の有効性を支持するデータと思える。
あと、敢えて言うなら「そもそも片方の活躍度合い薄く、法則に踏み込む必然性も低い」し、血統傾向に特筆すべきことがないのもある意味、そのまんま。