166件のひとこと日記があります。
2015/04/21 20:30
簡単では…単純ではないということ。
野球の世界では最近「クオリティ・スタート」という言葉が流行っているようです。
先発投手が「6イニングを自責点3以内に抑える」と該当する結果ですね。
いかにシーズンを通じて先発として安定して試合を作っていけるのか、
ということを評価するという視点での指標ですね。
この言葉・指標に対する考え方がまた難しいなとも思います。
安定して投げることが勝ち(勝つ確率の高さ)に繋がる考え方もあれば、
いくら点を取られようが相手よりも失点を少なくすれば…
極論で言えば内容はどうであれチームが勝てばそれが一番じゃないか…
そんな考え方もあるのでしょうね。
こと野球に関しての個人的な思いは後者。
いくら試合を作ってくれて勝つチャンスをそこかしこに残してくれたところで
やはりチームが勝ってくれなければ面白くない。
これが競馬になると難しいところ。
応援する馬たちの短い競走馬人生の中で
勝って日の目を浴びてくれればそれは嬉しいし、
一生懸命走って勝ち切れないまでも好勝負を演じてくれれば
それはそれでやはり楽しいものです。
けれどもいつも頑張ってくれるしチャンスもあると思っているのに
なかなか結果に結びつかない…
それを見続けるのもまた精神的には我慢が必要です。
時にはそのままチャンスを掴むことなくステージを去ることもあるでしょう。
むしろその方が多いかなとも思いますしね。
力がないと割り切れれば簡単ですが、
勝てない理由を色々なものに求めることが多いのがまた競馬。
より勝つことを求められ
騎手が、出来が、レース選択が…
本当に難しくて色々な意見があって…。
そんな情報や意見の多さに
いつも自分の気持ちを試されているような気さえ時折感じています。
野球のほうが長く多く見て経験している分、
表情や流れ等々
一球一瞬を見るだけで結果を予測できることが多くなりました。
多くの相通ずる部分はあってもやはり競馬は難しい。
同じ様で同じでない。
いつまで経っても何かを掴めるようで掴んだようで
気が付けば遠く離れていく。
そんなことの繰り返し。
だからこそ僅かに掴み取ったものが貴重で
僅かに掴み取ったように見えたものに喜びを感じ
多くの掴みとれないことにまた深く悩み考え…
簡単ではないということ
単純ではないということがこんなにも辛く楽しいのかと
ふと感じる最近ですね。