競輪
166件のひとこと日記があります。
2015/12/06 20:49
これからに期待
今日はＧ�機Ε船礇鵐團�ンズＣもありましたが、
そんな大舞台と同様に楽しみにしていたのが栄特別。
賢兄愚弟などと言われながらスーパー未勝利で
待望の勝利を収めたクローディオの復帰戦。
前走の勝利は福永騎手やパートン騎手、
そして内田騎手が手綱を取り
その敗戦で得たこの馬の課題を
夏の北海道で菱田騎手が見事繋げてくれた見事な結果でした。
そして今日。
コンディションの良い中京の芝。
ここまで紡いできてくれたレース内容から、
今日ここで勝ち負けに加わるのは少し難しいかな…
と思いつつそれでも一歩ずつ次に繋げてくれれば…との期待。
焦る事はなくとも第２章を良い形で踏み出して欲しいとの希望。
少しだけキングヘイローと福永騎手のダービーを思い出しました。
当時のそれと違うのは
舞台の大きさと馬の立ち位置と騎手の経験の違い。
菱田騎手や内田騎手がそれまでの敗戦から得た糧を活かし形作り、
次に繋げてきてくれたことが今日に繋がらなかったことが残念。
少しのタイミングや運も無かったのは事実ですが、
それを差し引いても浜中騎手の騎乗の意図が伝わってきませんでしたね。
大胆かつ思い切りの良い判断とその騎乗で、
若手のホープから一歩抜け出し
トップジョッキーたちと同じステージで
勝った負けたを繰り広げている浜中騎手。
その素晴らしい騎乗ぶりに魅力を感じる反面、
大舞台以外では少しばかり細やかさに欠ける印象も…
浜中騎手だけではなく毎年リーディングを争う岩田騎手や川田騎手にも
似たような印象を受けるのが、
出して行って馬を抑え込む自信と
位置取りを気にしすぎる騎乗。
何だか判で押したような同じような競馬を数多く見ているような気がします。
勝つための競馬…であり、
実際に結果を出しているので後は見ている側の好き嫌いの問題ではあるけれど、
今日は完成された馬のレースでもなければ、
勝ちに行きに拘り過ぎるレースでもなかったように思います。
これからどう力を付けて行くか、どう育てて行くか…
無理やりに勝ちに行くべきではないレース。
そんなレースを見たかっただけに少し残念でしたね。
おそらく好スタートから１コーナー手前で両脇を囲まれ掛かり気味になった時点で、
浜中騎手の思惑がずれ少し焦ったことでしょう。
そこでは我慢しきれないとの判断は素早かったと思います。
１〜２コーナーでハナに立った時点で今日のこの結果も
浜中騎手は想像したはず。
だからこその最後の直線での一追いしてからの諦め。
その判断も素早かった。
出来るだけ…
少しでも今後の為に…
ダメージを残さないための心配りは完璧でした。
騎手には沢山の次がありますが、
大半の馬たちは細い糸を手繰り寄せ紡いで行くかの様に歩みを進めるのが勝負。
次を簡単に迎えることすら難しいと最近は思います。
自在に思う様に走ることが出来る馬はほんの一握り。
出すと甘くなる馬の現状を、
後方で我慢させることで紡いできたこれまでの経験が、
思惑は違ったところにあったとしても、
結果として先頭に立たざるを得なかったこの一瞬で、
全てが振り出しに戻ってしまったように見えました。
むしろ後退した可能性も否定できません。
今日これからの陣営のケアがこの馬の今後を左右するかもしれませんね。
中京８Ｒでは最後の直線での狭い空間にも慌てず、
ほんの小さなスペースを真一文字に反応させ導ける世界のムーアに感動しました。
騎乗のレベルが桁違いですね。
ムーア騎手を前にするとミルコもルメールも
少しだけ小さく見えるのが不思議です。
中京１０Ｒでは大舞台に乗れずとも果敢な逃げ。
後ろに控える猛者たちを振り切っての逃げ切りに喜びを爆発させた中井騎手。
若者らしい思いっきりとその喜びを隠さない素直な感情に、
見ていて何だか楽しくなりました。
今思えば昔の横山典騎手も浜中騎手のようなそんな若手の一人でしたね。
武豊騎手や安藤勝己騎手の域に達するにはまだまだ遠い。
福永騎手も騎乗に意図が見える数少ない騎手の一人。
ミルコもルメールも負けず劣らずの素晴らしい騎乗振りです。
地方出身騎手や外国人騎手が席巻するＪＲＡの大舞台ですが、
上手くて素晴らしい騎手が一人でも多い方が競馬は面白い。
沢山の次がある騎手が馬を導くのが競馬。
少しの成功と多くの失敗を糧に、
素晴らしい競馬を繰り広げてほしいものですね。
今日は悔しさと同時に、
浜中騎手にさらに大きくなってほしいとの願いを込めてのひとこと日記でした。
- クローディオ
- キングヘイロー
