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2016/03/21 22:02
奇跡のレッスン〜世界の最強コーチと子どもたち〜「バドミントン編」
奇跡のレッスン〜世界の最強コーチと子どもたち〜「バドミントン編」
今回の最強コーチはバドミントンのミスボン・シデクさん(55)。現役時代は国際大会で活躍し、引退後はマレーシア代表チームのヘッドコーチとして選手たちを世界一に導いた伝説的存在だ。その指導を受けるのは都内公立中学校の男子バドミントン部員16人。「がむしゃらさに欠けるのが課題」と顧問の先生は指摘さす。レッスン初日、観察だけのつもりだったミスボンさんが、思わずラケットを握って部員たちの中へ。果たして!?
今日BS(1)でやっていた番組を見ました。
たった一週間のレッスン。
技術的なことはバドミントンをやったことがない私には
詳しくは分からないけれど、
何よりも感嘆させられるのはその人の本質を見抜く目と
そして掛けるべき言葉の選択。
バドミントンに向かうそれぞれの姿勢を見て
僅かな時間で心の強さも弱さも見抜き、
それぞれに合った言葉を掛ける。
それは決して強制ではなく、
怒りつける訳でもなくて
そして均等や画一的な訳でもなくて…
それぞれにある個性や目標や何よりも今現在の心を見抜き、
それぞれに合ったやり方で導く力が素晴らしかったと
素直に感動しました。
いつも一緒に居る大人には見えないこと…
見えているのに上手く導いてあげられないこと…
今日の番組は多感な時期の子どもたちの為でもあり、
それを見守り導くべき大人たちの為の番組でもあるのだと思いました。
大人は…親は、
自分たちも難しく多感な時期を過ごしてきたはずなのに
いざ子どもたちには答えだけを押し付けがちです。
子どもたちは
答えは分かっていてもそれでも色々なことを考えて
素直に動けたり動けなかったり。
色々な情報や人間関係に流されて
思うまま進むことを信じられたり信じられなかったり。
時に信じるべき自分の心を見失ったり何とか守り抜いたり…
常に手探りで模索しながら、
そして常に本当に沢山のことを考えながら迷いながら悩みながら
生きています。
そこに答えを押し付けるのではなく、
信じて見守って寄り添って、
そっと背中を押してあげること…
そして本当に正しいと思うことはきちんと示唆してあげること。
愛情を持って…
あらためて色々なことを考えさせられますね。
何をしたいのか
どうしたいのか
どんなことを思っているのか
どんなことを悩んでいるのか
傍から見れば大したことではないと思っていても、
思いは人それぞれ。
自ら発するたった一言ですら悩むことも多く、
思いはあっても常に上手く表現できる訳でもありません。
どんな時にも常に愛情を持って
全身全霊を傾けて向き合うこと。
たとえどんな些細な事であっても…
それが子に対する親の務めと改めて思いました。
そうやって親から子へ、
そしてまた次の世代へ…
上手く今日感じたことですらまとめることはできませんが、
とてもたくさんのことを教えてくれた、
そして思い出させてくれた素晴らしい番組、
そして素晴らしい人たちでした。
いつ何時も常に全力で…という訳にはとてもいきませんが、
少なくとも子どものことに関しては
僅かなサインでも気づき語り本気で共に悩み合える大人でいたいですね。