頑張れ新馬たち

小学生の頃、
クラスで何かのゲーム（遊び）をやったことを思い出す。
何のゲームだったかは覚えていないけど、
他の皆はルールが分かっているのに、
自分はテンパってそのルールさえ理解できていなかった。
そんな中自分の順番が回ってくる恐怖。
自分が何もできない人間だとは思っていなかったけど、
何もできずに混乱した。
そしてただ泣いた。

最近新馬戦を見ていてそんな事をふと思い出した。
どんなに走る能力を持っていたとしても、
そりゃいきなりそれを出せるとは限らない。
そのことに対してあれこれ言うべきではないなと思った。

ここに立つまでの人との関係も大事だし、
レースでの一瞬一瞬も大事だし、
それでもどうにもできないことも初めてだらけの場面では沢山あるでしょう。
そうやって考えていくと、
いかに濃密に馬の事を人間が考え思い続けるか…
難しいことだけどそれが一番大事なんだろうと思う。

そこまで思い至ると、
結果だけで簡単に単純に適当な思いや考えを投げ掛けぶつけるのは、
馬にも関係者にも失礼かなと思っちゃいますね。


頑張れ未来の競馬を支えるお馬たち。