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2014/01/07 21:05
日本競馬の誇り…は?
金杯で乾杯!!
今年の中山金杯を制したのはオーシャンブルー号とベリー騎手のコンビでした。
有馬記念を2着してからというもの、
本来の輝きを取り戻せないでいたオーシャンブルー。
その復活に期待するファンも多かったと思う。
私はと言えば
パドックで「まだまだかな…もう戻ってはこないのかも…」と思った人間なので、
その走りには正直驚きでした。
池江調教師は「馬込みで」の指示を出されたそうですが、
さすがはステイを良く知るホースマンの考え。
それが全てではないですし、
正解であったかどうかは馬のみぞ知るところですが
きっかけのひとつではあったかもしれませんね。
さて
そのオーシャンブルーの背で見事勝利に導いたベリー騎手。
返す返すも思い出されるのは昨年のAJCC。
ダノンバラードとのコンビで斜行しながらも制したあの忘れられないレース。
個人的には今でもJRAの採決に疑問を持ったまま。
18頭の馬と18人の騎手がいれば
皆が皆たった一つの栄光を手にするために最善を尽くすのが競馬なので、
例えば負けた17頭17人の騎手について軽々しい批判はしないように心掛けているし、
勝利を手にした1頭1人については、
その栄光を素直に讃えたいと日頃より思っています。
だからこそ許せなかった
あのゴール前での派手な喜び様を表したアクション。
バラードを応援し馬券を獲った喜びなどそこにはなく、
ただただ申し訳ないような、
できるなら降着であってほしいとさえ願った一瞬でした。
それからわずか1年弱。
そんな出来事が何もなかったかのような短期免許更新。
たとえ腕に自信あり、
関係者の評価が高いのだとしてもどうかと思う。
反省はしているのだと思うし
若気の至りでもあると思うけれども、
あの派手なアクションにその本音も少なからず存在しているような気がしてならない。
もちろん本当のことは分からないし、
真の気持ちは別にあったのかもしれませんが。
JRAの基準としては更新に問題はないのは百歩譲って仕方ないとしても、
それをあっさりと受け入れてしまった(様に見える)日本の一部のホースマンの気概に正直ガッカリ。
もう少し日本の競馬に誇りを持っていいのではないか、
そんな気がしています。
どんなに活躍してもなかなか素直には応援できないなぁ、
とベリー騎手を見るにつけ思う中山金杯でした。