166件のひとこと日記があります。
2014/03/16 13:07
センスの良し悪し
解説や競馬新聞を見ていると、
「センスが良い」というコメントを良く見聞きします。
この「センスの良さ」
正直なところ予想をする上で今までは今一つピンと来ず。
“スピード上位”とか
“末脚がしっかりしている”とか
“瞬発力がある”とか…
走る能力の評価の方が参考になり重要だ、
そんな風に考えていました。
勿論どちらも大事なのですが、
その「センスの良し悪し」がレースでどう活きてくるのか…
それを改めて感じたのが昨日の中日新聞杯。
見せてくれたのはアンコイルドと後藤騎手。
スタートは五分、いやむしろ一歩前に出た良いスタート。
後藤騎手はそこから更に押しの一手に出た…
つもりでアクションし手は動くものの馬は進んでいかず。
いつの間にか外から来た馬に追い越され、
1列…2列…とポジションを下げていく。
この時点でレースのペースは予測できないですが、
「何とも苦しい位置に収まったな」
というのが第一印象。
ジョッキーがどう思っていたかは分からないものの、
おそらく思っていた位置取りではないな、
もう一列は前に居たかったというのが本音だったと思います。
(後でコメントを見たら「逃げてもいいぐらい〜」との一言でした)
そんな印象でレースの続きを見ていると、
思うように動けない
動きたい時に動けない
動けば流れに逆らう
つまり流れに乗って前を射程圏におけず、
自分のペースで動き出しを選択できない。
開いた所を、仕方なく…
これなら届くはずの確信…ではなく、
何とか届いてくれの願望。
一つの悪い流れが次の悪い流れを生み、
最後まで自分の意思とは違う所でレースが流れていく。
もし好位2〜3番手の位置にきっちり居ることが出来たら、
昨日の勝ち馬は別の馬になっていたかもしれない。
けれどもその“もし”が無かったのは
全てはあのスタートからの馬の動き一つ。
こういうところが「センスの良し悪し」
そしてそれが出来る馬が「センスの良い馬」なんだなぁと、
改めて実感。
大体が勝ち馬はいつも鮮やかなもの。
それを手にするには能力も運も必要。
思うように動ける能力
思う時に動ける位置にいる能力
そして運に左右されな位置にいる能力
いつでもその能力を出し切れる馬はほんの一握り
出し切れるチャンスの多い馬がセンスの良い馬
ひとつ勉強になりました。
しかしながらいつまで経っても我が馬券のセンスは………(苦笑)
-
ロジックさん
>ジーナ。さん、こんにちは!
いろんなタイプのコがいて、それぞれに愛おしかったり応援したくなったり、自分には合わないコもいたり…
全ての馬を見ることはできませんが、追いかけてみると個性や気持ちが発見出来たような気になって楽しいですね☆ -
ジーナ。さん
こんにちは!
センスがいいはずなのに、それなりの競馬で終わってしまうコもいますよね。すごくもどかしいコたち(^-^)ゞ
相手なり、レースなりに走れる器用さが時として器用貧乏になってしまう、そんなコたちが愛しくてしょうがないな〜なんて優しいことを考えてしまいます。 -
ロジックさん
>的場とボンちゃんさん
コメントありがとうございました。
おそらくスタートして数秒の間に、後藤騎手にはいろんな感情があったと想像すると奥深いです。「天皇賞と同じ競馬に…」のコメントに悔しさと、どうにか出来なかったのかの感情が、交じり合っていたのではないでしょうか。
私も競馬センスは微塵もありませんが、長く細く楽しめればそれで良いのかな、という気がしています☆ -
的場とボンちゃんさん
おはようございます!
私も馬券のセンスってか、競馬全体的にセンスがありません(笑)てか、後藤さんもどかしかったでしょうね…