爽やかな陽の下で

クラシックの主役を演じた３頭の馬たちが、一堂に会した注目の一戦「産経大阪杯」

優駿の頂点から世界へ渡ったキズナ
秋に輝いた良血エピファネイア
牝馬チャンピオンのメイショウマンボ

予想好きも馬好きも楽しめる、そして注目の…
そんなレースだったように思います。


そんな中で私の目に映っていたのは
主役である馬もさることながら、
その馬に乗る騎手たちの表情。

キズナを駆る武豊騎手
ダービーや凱旋門賞の時とはまた違い溌剌な姿を見せるキズナ号に
その元気の良さをすべて受け入れ笑みを浮かべるその表情。

エピファネイアを駆る福永祐一騎手
パドックから輪乗り、そしてゲートに入るその瞬間まで
「来るなら来い。一番強いのはこの馬」と威風堂々とした表情。

いつもと変わらず自然な武豊か…

気負わずとも自信や強さを疑わない福永祐一か…


もしどちらが上に来たとしても、
たとえ望む結果が出なかったとしても、
その２人の醸し出す雰囲気がどのような結果をもたらすのか…

馬券は別にしてそんなことを思っていました。

そして結果を見る前から解り切っていたこと…
おそらくどちらも間違いではなく、
その心の持ちように上も下もなく、
それについて答えや結論を探し求めるなど不要なんだろうということ。


あれこれ考えながらも、
全馬スタートを切ってしまえばそんなことはどうでも良く、
ただただレースを楽しむ。
そして馬の走りと鞍上の想いを楽しむ。

とりわけレベルの高い馬たちの走りと、
武豊・福永祐一の両騎手が見せてくれた一流の顔、
そしてさらにレースを盛り上げ食い込まんとする柴山騎手や池添騎手の動きなど…


爽やかな陽と桜に彩られた阪神競馬場。
今日も良い競馬、楽しい競馬を見ることが出来ました☆


それにしても武豊騎手、
これで産経大阪杯６勝目。
フレッシュボイス、スーパークリーク、メジロマックイーン、
マーベラスサンデー、エアグルーヴ、そしてキズナ…
昭和から平成、個性派から王道まで懐かしい名前のオンパレードですね。