感謝。

緊張感が堪らない。
願いを馬に乗せようと、
決して馬に余計な負担を懸けまいと、
自分の気持ちを抑え馬と会話。
何年も見てきて思う。
これが日本ダービー。
これぞ東京優駿。

競馬とはこんなにも素晴らしい一瞬を見せてくれるのか。

喜びが見える様。
涙が見える様。
長く夢見た一瞬、
人生を懸けた一瞬、
二度と訪れない一瞬。

ダービーは特別なのだと思った…
いや、おそらく初めて実感した。

エキマエ号、大丈夫だろうか。
トーセンスターダム、大丈夫だろうか。
そんな思いも湧き上がる。

それでも全馬が今の全力。
やれるべきことを果たしたはず。
讃えられるべき１８頭と１８人と無数の関係者。
その上に立ったワンアンドオンリーと横山典弘騎手とそして橋口弘次郎調教師。
今日は
今日という１日は
そしてこれまでの成してきた仕事は最高に讃えられるべき。

素晴らしいレース…
というだけでは言い足りない。
自分の力では言葉が見つからない最高のレース。

全てのホースマンと競馬を愛する者たちに…

本当に感謝…ありがとうございました。