166件のひとこと日記があります。
2014/10/15 20:06
勝利と競馬を教える事の価値
火曜京都5R新馬戦についての意見。
個人的に応援するグリュイエール(父ディープインパクト・藤原英厩舎)
についてのコメントの一つ。
〜「騎手をひっくり返していたらグリュイエールが勝っていた」と私は思います〜
非常に興味深い一言。
(このコメントの主の方…勝手に引用させてもらってすいません…)
書き出したら長くなりそうだったのでそこの板ではコメントせずに
ひとこと日記で。
確かにその意見については
当たり外れで言えば“当たり”の方が多いような気がします。
ただその当たり外れの可能性については関係なく、
そこから頭の中に派生する想像がまた楽しくなったり…
ここで比べられたのは
勝ち馬・ベルーフの鞍上・川田将雅騎手と
2着馬・グリュイエールの鞍上・福永祐一騎手
レースは6頭立ての小頭数で
1000m通過1:07:4の超スロー。
4コーナーを回りスムーズな外目先行から勝利を得たベルーフ。
対するグリュイエールは先行から一旦下げ
馬群を割って追い込むの2着。
着差はクビ。
ここからは個人的な意見(妄想)
川田騎手の印象と言えばその力強いフォームと思いっ切りの良さ。
先行して力強い抜け出しと脚を持たせる技術。
後方から行けば馬の力を出し尽くすかのような豪快な追い込み。
一方福永騎手の印象と言えば頭の良さと
負担を掛けず無駄なく一歩一歩ギアを上げていくかのような流れの技術。
折り合いをつけ活かす馬のスピードや切れ、
そしてまるで馬の精神面にまで心配るかのような騎乗。
だからこそ川田騎手には川田騎手に合うような馬が集まり、
福永騎手には福永騎手に合うような馬が集まる。
そしてさらに妄想。
川田騎手は勝ちながら馬に競馬を覚えさせ、
福永騎手は馬に競馬を覚えさせながら勝利を目指す…
ように個人的には映ります。
結果を出すことで更なる良い馬に巡り合うプロフェッショナルの世界。
おそらく両者とも「勝利」と「競馬を教える」ことを天秤にかけたなら、
どちらを上に取る考え方だとしてもその差は微差なのだと思います。
最終的には結果を残すことに繋がれば良い。
けれどもその僅かな違いがまた個性。
「騎手をひっくり返していたらグリュイエールが勝っていた」
勝つことで得るクラシックへの挑戦権。
勝つことで失う様々なレースでの経験。
負ける事で得る様々なレースでの経験。
負けることで遠のくクラシックまでの時間。
時には両者を手にする完璧な競馬。
どちらを重んじるかはその騎手の考え方一つ。
どちらが栄冠に近いのかは分からない。
個々の馬にそれぞれの道。
一生に一度のクラシックはそれほどまでに狭き門。
だからその意見について首を縦に振るか横に振るかは、
最後には個人的な好き嫌いなのだと思います。
もし機会に巡り合えたら聞いてみたい。
デビュー戦での“勝利”と“競馬を教える事”どっちが大切ですか…
思っていた事と逆のことだったり
当たり前のように「どっちも大事」と言われたり、
もしかしたら想像し得ないような答えが返ってきたりするかもしれませんね。
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ロジックさん
>くーこさん、こんばんは♪
何事にも正解は無く、何が近道で廻り道なのかはやってみないと分からないのでしょうね。その中で何を信じ貫くか…そんな意気込みや考え方が、騎乗者のみならず馬主、調教師、関係者それぞれにあり、一ファンすらもそれを持ち合わせ、そんなところを考えながら競馬を見ると、楽しいような難しいような。少し競馬を見る目が変わってくるような気がしますね。 -
くーこさん
こんばんは♪
昔、あんかつさんが言ってましたが
「誰が乗ろうが、不利があろうが、勝つ馬じゃないと、クラシックをとるなんてならない。それ以外の馬は、あまり勝ちを急がず、競馬を教えなきゃなんないから、次を見据えて乗れないのは(すぐ乗りかわるのは)つらい。」
一口やPOGが熱いので、今は一戦一戦勝ちを求められるし、もちろん勝つ方がいいけど、次を見据えて競馬を教えることも必要でしょうね。
むずかしいですね。 -
ロジックさん
>ラフテルさん
ぼう0508さん
いいね!ありがとうございました☆ -
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