有馬記念

いよいよ有馬記念です。
今年１年の総決算でもあり毎年のことながら別れのレース、
そして次への期待のレースでもあります。

おそらくそれぞれにそれぞれの思いが詰まった今年最後の大一番。
このレースに期待するものは？
思い入れのある馬に期待するものは？
いろいろな思いが中山競馬場を中心に交錯するのでしょうね。

その馬がその日引退するレースなら尚更のこと。
まずは無事に
出来るならば全力で一つでも上の着順に
万が一にも勝ってくれたなら…

期待や想像は大きく大きく膨らんでいきます。

けれどもその過度な期待はもしかすると馬には大きな負担。
そして都合の良い期待。
それならば勝利は求めずとも全力を出し切ることを…
そこまでの望まずともまずは無事に帰ってきてくれることを…

期待や願望は大きくなったり最低限を求めたり乱高下。
レースを迎えるまでのこの心の移り変わりや
どの思いが自分が一番求めているものなのかの気持ちの整理が
本当に難しいレースですね。

無事に帰ってきてくれること…
間違いのないこの思い。

一つでも上の着順を…
これも偽られない思い。

出来ることなら最高の感動を…
その思いだって当然です。

人間は欲張りです(^^)
反面慎ましさだって持ってます。

思いを表に出し切る人も居れば
その思いを胸に秘め見守る人も居る。
期待を思うだけで馬に負担をかけるのではないかと心配する人も居る。
どんな考え方だって純粋。
本当に有馬記念というレースは
１年で１番大好きなレース。
人間らしいレース。
そして競馬の魅力が詰まった最高のレース。


全馬無事にゴールを駆け抜けることを、
そして次なる一歩を踏み出せることを願っています。
この年の瀬に素晴らしいレースを…
すべての馬と人に最高の瞬間を…