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2015/12/23 21:53

有馬記念スペシャル第2部

ラストランを華やかに飾ってほしいというのは競馬ファンが最も望んでいる事であろう。そんな想いとは裏腹に3歳勢による勝利、いわゆる世代交代が決まるケースも多い。
第1部で紹介した4頭はいずれも3歳勢に完敗してターフを去った。もちろんこの馬を負かした3歳勢はいずれもその後名馬となって活躍した馬達ばかりであるが、今回はその3歳というキーワードに着目して考察していく。

過去10年の3歳牡馬の成績が(3.2.1.23)である。これだけをみると大したことないように見えるが、皐月賞3着以内だった馬に絞ると(3.2.0.4)となる。かつ菊花賞でも3着以内だった馬に絞ると(2.1.0.1)で着外も4着のドリームパスポートと必ず上位にきていることが分かる。
JRAの競馬場の中でも特殊なコースに分類される中山コースでの実績があり、有馬記念と同じようなペースになる菊花賞での好走ができる馬というのは、実績+コース相性によって上位争いに持ち込むことができるのであろう。

また3着以内に入った6頭は、いずれも春のクラシックも経験しており、夏の上がり馬として出走してきた馬はマンハッタンカフェ以来好走歴が無く、デルタブルースロックドゥカンブフォゲッタブルスリーロールススカイディグニティ等ことごとく着外に沈んでいる。また、余談ではあるがマンハッタンカフェ自身も春はクラシックのトライアルには出走していた。

これを踏まえると、3歳牡馬勢では有馬記念で好走するパターンにはまっているキタサンブラックは買いで、夏の上がり馬にピッタリなリアファルは消しとなる。
北島三郎オーナーの「まつり」が聞けるかもしれないとひそかに期待している。

では3歳牝馬はどうか。今回は今年の牝馬クラシックで最も注目されたのがルージュバックであった。しかし実際はレッツゴードンキミッキークイーンが活躍し、その後2頭は、古馬相手に惨敗してしまったあたり、今年の牝馬クラシックの主役がドンキでもクイーンでもないことを物語っているといえる。
3歳牝馬の、そして自分自身の名誉挽回へルージュバックと戸崎Jが挑むのだが、3歳牝馬で連対できたのは平成に入って3頭、ヒシアマゾンダイワスカーレットブエナビスタである。そしていずれも2着と勝ってはいない。3歳牝馬で有馬記念を制するのは並大抵ではないのである。
過去には名牝メジロドーベルや無敗の若き女王ファインモーション、さらには記憶に新しいところで64年ぶりの牝馬のダービー馬ウオッカなどが挑んだが惨敗している。

以上から結論付けてしまうと、クラシックでインパクトある成績を収められなかったルージュバックは完全に消しになりそうであるが、私は逆にクラシック不振だった素質馬の方が、特殊である中山の舞台で浮上するのではないかと考えている。
ルージュバックの場合、すごく速い上がりを使えるタイプではない。マンハッタンカフェ産駒の特徴でもある。だからこそ弾ききれなかったオークスや、差を詰めたが届かなかったエリザベス女王杯のような歯がゆいレースが続いたのだが、今回は小回り急坂の中山コースで上がり勝負ではなくパワー勝負となる。そのため、東京や京都でのレースより上位争いできる可能性は大きいと思う。
この評価はあくまで素質がある前提での話である。実際デビューから強いと感じたことは、私自身は無く、桜花賞でもオークスでも評価は低かった(詳しくは過去ブログ参照)。しかし戸崎Jが素質を感じ続けているという事は、どこかで弾ける可能性があるはず。そう思えばうかつに消しとは言い切れない。チャンスはあるだろう。

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    2015/12/23 22:43 ブロック