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2015/08/31 21:05

はじめに1(ルーツを巡る旅について)

大仰な感じですが(苦笑)
全く大した話ではありません。どうしようもない自分語りです。
非常に長くなりますので読み飛ばして下さい。


皆さんは競馬に初めて触れたときのことを覚えていますか?
俺は覚えています。
1996年。忘れもしない、中学生の秋のことです。

当時、関西ローカル局(確かサンテレビ)では土曜の夜中にちょっとエッチな番組をやっており。
両親が寝静まったのを見計らって、息を殺し忍び足でリビングに(しかテレビ無い)向かい。
『あくまで後学のため』『学術的好奇心』でもってスイッチを入れチャンネルを回したのです。

その目に飛び込んできたのは裸は裸でも黒く逞しい体と鼻にチョコンと載った白いフワフワでした。
あら毛深い。
意味不明な感想を抱きながら、慌てて新聞のテレビ欄を見ると。

シャドーロールの怪物、ナリタブライアン引退特集」
そう書かれていました。

それが競馬との出会いでした。

肩透かしをくらい盛大にため息をついて、椅子に乱暴に背を預け(息を殺す必要が無くなったので動作が大きい)
どうする?寝るか?自問しながらブラウン管に目を向けると番組は進んでいき。

能力を見せながらも今ひとつ結果の残せない3歳(現2歳)馬が、シャドーロールという武器を手に入れ。まさに快進撃を続けていく姿が写されていました。
その走りは初めて競馬を見る俺にとっても、明らかに他の馬とは違って見え。
いつのまにやら、ニキビ面の少年はその馬から目が離せなくなってしまいました。

…おおよそブライアンほど競馬を教えてくれる馬はいないよなぁというのが今もって変わらぬ自分の考えです。

能力を発揮できない馬が、人の工夫で勝利する過程。
強い馬が勝つ時のカタルシス。圧巻のダービー。
夏を越すことの難しさ。3冠。古馬との戦い。
怪我の恐ろしさ。苦闘。マスコミとの軋轢。
同じ父を持つ馬同士の激闘。
距離の壁。そして引退。

この時はもちろんその運命を知らずにいましたが、名馬が必ずしも名種牡馬に成れないこと。
そして競走馬の生涯の儚さ。
たくさんのことをブライアンから教わりました。

次の日、そういえば競馬のビデオが近くのレンタルビデオに置いてあったと思い出し。
小遣いをはたいて兄ハヤヒデから、オグリ、テイオー、ブルボン、マックイーンライスシャワー
ラモーヌ、ホクトベガマックスビューティ
名馬達のレースを少しずつ見るようになりました。
こうして名馬を知って、実際のレースも見るようになり。
何年か経ち少しずつ競馬を覚えていく中で出会ったのが。

たった2世代でリーディングサイアーを獲得したサンデーサイレンスの子。
小さな黒鹿毛の馬。ステイゴールドでした。

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