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2015/09/01 11:39

はじめに2(ルーツを巡る旅について)

ホントに長いな(苦笑)
すいません…。マジで読み飛ばしてください。
小っ恥ずかしいなぁ。30にもなって…。


ステイゴールドとの出会いに別に衝撃的な物があった訳でなく。
当時そこまで競馬に詳しくも傾倒もしていなかった俺は、スタートが名馬達の映像だった事もあり。
とにかく強い馬、負けない馬、圧倒的な勝ち方をする馬が。
ヒーローが大好きでした(今ももちろん好きですが)

当時の俺はサイレンススズカに夢中で、豪華メンバーが揃う中圧勝を期待していた宝塚記念。
1馬身差以内に詰め寄られた結果に
「さすがにG1やな」「豊やなかったしなー」と当時の競馬友達と振り返りながら。

2着の小さな黒い馬を見て、ステイゴールド?Why?

さすがに名前は知っていたものの、エアグルーヴを振り払ってスズカに迫れる馬だとは全く思っておらず。
スズカの勝利を喜ぶよりも、ずっと大きな「?」に包まれていました。

その後も(呆然自失となったその年の天皇賞(秋)を含み)2着、3着と惜しいレースを繰り返すのですが。
当時の多士済々だったG1戦線はともかく、間違いなく実力的に抜けているはずのG2、G3でも勝てない。
「何でエモシオンに負けるねん!(失礼)」
「ミッドナイトベッドはまだわかるけど、スエヒロコマンダーってギリギリOP馬やんけ!(口悪かったなぁ俺)」

何コイツ?と理解ができず。
当時はわりと好き嫌いがはっきりしてたので、嫌いな馬の筆頭だった気がする(笑)

ただ、年取ると人間成長もして競馬に対する考え方も変わっていきます。

大きな契機になったのが2000年の目黒記念でした。
武豊騎手に乗り代わり、あっさりと抜け出すステイの姿を見て。
「どうせなら熊さんで勝って欲しかったわー」
「引退まで2,3着で行ってくれてもそれはそれで面白かったんやけどな(笑)」
もうその頃にはすっかりステイファンになっていた友人の言葉を聞き流しながら。
大きな拍手と喝采を浴びるその子を見つめ。
こんなにファンがおったんや…。と不思議な気持ちになりました。

勝てないことでたくさんのファン、支持を集めこうして祝福される馬。
同じ父を持つ子達はG1を勝ちまくり競馬史上でも名馬に数えられる子が何頭もいるのに。

ステイゴールドって何なんやろう?
競馬って何なんやろう?

そんな思いを持つようになりました。

今まで見てきた、好きになった馬は皆例外なく強く勝ち続けた馬たちでした。
もちろん、オグリやテイオー、ブライアンの様に苦境の中もがいてドラマを生んだ名馬もいます。

ただ、ステイゴールドという馬は「競走馬は勝たねばならない」
競馬の中にある厳然としてある、優勝劣敗の不文律の中にいながら。

その絶対のルールからすら、どこか自由に見えたのです。

ひょっとしたら、この子は今までの馬とは違う競馬の1面を見せてくれているのかもしれない。
この子を追っかけていれば、新しい競馬が見れるかもしれない。


この時抱いた期待が、予想を遥かに超える大きさでもって応えられたのは。
皆さんも知っての通りです。

ブライアンとステイ。2頭の先生に競馬を続ける限り感謝を。
初めての北海道旅行はこの2頭につながる旅にしたい。
そう思い計画を練りました。

長い前書きを失礼しました。
次からようやく旅日記です(苦笑)

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