284件のひとこと日記があります。
2015/02/02 21:30
中舘厩舎
今日、仕事終わりにGallopを買って帰った。
目的はもちろんアッシュの出るきさらぎ賞の記事。
揺れる電車内でざっとメインレースのページを見終わると。
いつもの様に吉川良さんのコラムに目を落とした。
雑誌を開く前から、なんとなく今週は中舘騎手の引退について書いてある気がしたが。その通りだった。
中舘英二65年、荒川区の生まれ。
世田谷にあった馬事広苑出身騎手の最後の世代で、現役では同期の木幡騎手を残すのみ。
養成所では超劣等生と自嘲するほど騎乗下手だったらしいが。
所属した加藤修甫厩舎のバックアップを受けて2年目には39勝と勝ち星を重ねている。
厩舎の期待馬アサヒエンペラーとコンビを組んだのもその年。
翌年惜敗した皐月賞、ダービーでは強い批判も浴びた。
まだ若かった中舘騎手について、加藤師は吉川さんと杯を重ねながら
「あいつは下手くそだし度胸もないけど、それがだんだんとな、そうでなくなるのを待つのも、調教師の楽しみだよ。ナマイキでないから、なんとかなって欲しいね」
「お前の腕じゃ、うしろから行ったってどうにもならん。どのレースでもハナへ行って必死にやってみろ。
そう言ったけど、あいつ、どう理解したかなあ」
そう話したとコラムには書いてある。
何だか嬉しいような寂しいような話だ。
中舘騎手が落馬して負傷休養したのが、2012年の2月。
加藤師が亡くなられたのが4月。
勉強に専念したいと5年続いていたブログを休止したのが5月。
いつから考え、いつ決断したのか。
ただ、努力は実を結び今年の3月から中舘厩舎が開業する。
1月25日最終レース終了後の引退式
引退騎手へのインタビューに定番の「思い出の馬(レース)は?」
俺の本命はヒシアマゾン、対抗ツインターボ、単穴アストンマーチャン。
予想はレースが終わっても外れた。
人を育てられる厩舎を作ってください。師匠のように。
中舘騎手、31年間お疲れ様でした。
-
メーカーズマークさん
ステイからの最後の試練ですね(苦笑)
ステイは人の弱さを察知する馬だったそうですから。
向こうからこっちの心配せんで済むように、強くありたいです。 -
ジンセイウマナリさん
笑ってしまった、わかります・・・
自分も笑いはしなかったものの、「あー、こうくるか。ステイらしいな」って思いました^^
ステイは、血統こそ恵まれていたものの、競走馬としても、種牡馬としても、けっして順風満帆ではありませんでした。むしろ逆境の連続(^_^;)
それでも彼は、前へ前へ、「こういう時には、前へ進むしかないんやで!」って教えてくれる様に・・・
今、試されてるのは自分達です。
アイツに負けてられません! 僕らは、アイツから、逆境の乗り越え方を教えてもらったんだから。 -
メーカーズマークさん
ウマナリさん。
これは本当に怒られても仕方ないんですが。
第一報を聞いた時、俺ちょっと笑ってしまったんです。
見事だ、って。凄いって。
こんな鮮烈に生き物って生きられるのか。
その後はさすがにこれはズルいって怒って、泣いてましたけど。
ファンにとって一番ダメージ少ない別れってどんなだったろうと考えると。
凄い高齢になって、体調悪いらしいみたいな噂が流れて。
大丈夫かな、大丈夫かな。って牧場のページや。
ここの板覗いて。
それは愛する者のおくり方としては正しいのかもしれんけど。本当にステイらしいのかな。
だから湿っぽいのより、どうせなら明るく別れてやりたい(笑)
いつも遊びみたいな馬券しか買いませんが。
盛大に送ってやります(笑)
今日は幾度となく振るわされた俺達の愛を祝う日です。 -
メーカーズマークさん
hajacoさん
あんまり泣かなかったなー。
そこまで悲しくは無いんですよね。
あー、確かにやり残しないもんなって感じで。
しっかり走りきって引退しましたし。
生まれた子供達は見事にどいつもこいつもステイゴールドでしたから。
もう、ステイゴールドってアイツ一頭だけやなくなったんやなーって。
馬も、人もアイツに繋がる者は皆ステイゴールドでいいんじゃないかって思ってます。
俺等もステイゴールドですよ(笑)
嫌やわぁ(笑)
…ありがたい奴でした。本当に。 -
ジンセイウマナリさん
メーカーズさんの文章、前から大好きなんですよ。
よせばいいのに、日記を覗きにきました・・・あかん、仕事中にうるっときた(T_T)
そもそも仕事中に、こんなとこ覗きに来てる事がおかしいんですが、まぁ、それは置いといて(^_^;)
ホント、冗談キツイわ。 -
hajacoさん
今日はひたすらステイの事を考えて過ごします。
メーカーズさん、寂しいなぁ。 -
hajacoさん
ツインターボは毎回楽しみで仕方なかった。
恐らく競馬史上最も抑えの効かない馬。
どうやってもなだめられない。
もしかしたら、中舘以外の天才が乗ったら力を発揮したかもしれない。
だが、中舘でなければならんのだ。
強烈な思い出は消えない。
中舘だったからです。 -
メーカーズマークさん
おるたんさんこんにちは。
また早来行かれたんですね。
お疲れ様です。写真嬉しく拝見しています。
俺は競馬始めた時の仲間がGallop読んでて、その流れで週刊誌はずっと(と言っても月に1冊も買いませんが)Gallopなんですが。
(競馬場行く時のスポーツ新聞はその時によってバラバラです)
皆さん何読んでいるんでしょうか?
今はネットがあるから情報はいくらでも手に入りますが。
俺はアナログなんで、観戦時は紙媒体が手元にないと今ひとつ盛り上がらない感じです。 -
メーカーズマークさん
みっちゃんさんいいね!ありがとうございます。
みっちゃんさんの分もアッシュの応援してきます。
8日は天気崩れるかもしれないので、気をつけて下さいね。
年末インフルエンザにかかった男の忠告です(笑) -
メーカーズマークさん
erikaさんこんにちは。
本当に頑張って欲しいです。
中舘さん本人も引退式で、大きいところ勝つというよりは「まずは無事に出走させること。その後徐々に自分の色を出せたら」と話してらして。
この人らしいな、と笑ってしまいました。
いつか大きなレースで中舘厩舎の馬の逃げを見たいです。