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2023/05/03 13:06
新装・京都ダートコース
まだ確定的な判断は出来ませんが、ここ2週間あまりの京都のダートの
レースを見返していて感じたことを備忘録代わりに連ねていきますね。
まず良馬場では、腰のしっかりした馬で、四肢の返しがしっかり利いていて、
前方のみではなく軽く前方上方への推力があり、かつ重いスピード感のある
馬が有利だということ。
馬場改修に当たってダートコースの砂も一部(約10%超)入れ替えていますが、
特に4角〜ホームストレッチでの重さが感じられます。
表面の砂というよりもその下の基盤や下層の砂層がまだあまり固められて
いないのもあるでしょうが、あくまでも感覚的にではありますが、
全体時計よりも、上り3Fの時計を重視する方がこの先の成績の判断基準に
相応しい感じも受けています。
何故こんなことを言い出したかというと、「先週の結果分析」を見て
京都Dであまりにもタイム評価Eランクのレースが多かったことと、
出資馬ビオグラフィア号のレースとこれまでの彼の持ち時計の比較をもとに
彼基準でクラス評価を想像して得た結果からです。
ビオ君のレースも評価はEランク。実際走破タイムも良馬場1400Dで
1:26.3(上がり3F36.8)と、当日1Rの3歳未勝利戦ナイトアクアリウム号
の勝ち時計1:24.6(上がり3F37.2)よりも1秒半も遅いので、全体時計での
比較では現時点でナイトアクアリウム号と直接対決すれば「敵わない」と
いう結論になりそうですが、たぶんそんなことは無いだろうと思います。
もちろんナイト君の能力が中々優秀であることは間違いないです。
また、少し雨で表面が濡れた4歳上2Cの12Rが1:24.5(上がり3F36.3)で
あるので、それと比較しても8Rの時計はまるで評価できないということに
なりそうですが、むしろ12Rの上がり36.3、36.0の1、2着馬の評価を上げて
おくことが必要なのかなぁとも。
東京1600Dや新潟1200Dに比べ新装の京都1400Dはスタート後の芝部分が
数m長いので逃げ/先行馬などはその対応への配慮も必要になりますが、
どの距離でどんなペースであっても、今の京都Dでは上がり3Fが37.0を
切ってきた馬の評価はこれまでより少し嵩増ししておくこと、36秒前半なら
更に優秀だということを忘れずにおきたいと思います。
同時に少量の雨があればよりスピード性を求められるため、上位に来れる
馬の体重がスッと軽くなることにも目を伸ばしておきたいですね。
※あるいはもう一つ別の可能性として、今の京都Dは先行有利という騎手
や関係者間での意識共有があり、何の縛りもないオールフリーなレース
では総じて前半が速く流れ、その為、58kgへの斤量増がレースの後半に
これまでより大きく影響しているのだと云う判断も。
*オールフリーなレースかどうかは、NF生産社台生産NF系クラブ馬
や高額取引馬の出走頭数などを眺めたり、反対に非NF系馬ばかりが
そろっていることでの判断が可能と思います。
■4行まとめ
◇京都Dは上がり3Fのレースラップを重視してレース評価、馬評価
◇良馬場Dなら、腰のしっかりして四肢の返しがしっかり利く馬を中心視
◇軽く雨が降るとスピード適性が求められ勝ち馬の馬体重がグンと減る
◇京都1400Dは他よりも芝を走る距離が長いのでその対応も勘案する