1993年有馬記念　その4（二風谷）

鹿児島から帰って来て、いよいよ春シーズン到来！楽しみに待っていた産経大阪杯！！
しかしながら疝痛を発生（馬にとって命に関わるもの）し、調教遅れから辞退した事により、ぶっつけで3200はムリと判断し、目標を「宝塚記念」に照準を絞った。
しかしながら、今度は宝塚記念一週前の追い切りで馬上から岡部は「ダメダメ」異常を知らせる合図で下馬。「左前脚に全然力が入らない、、、」左トウ骨面剥離骨折全治3ヶ月（長さ2センチ幅5ミリ）でした。新聞で発表され、6月9日二風谷育成センターに放牧されました。

テイオー…。‥‥。
飛行機嫌いの私であったけれど、やっぱり北海道に行かなくては！と、姉を誘って8月北海道へ向かいました。

二風谷にある育成センターにタクシーで到着すると、テイオーに会いたくて、足早に向かった、あの時の感情や雰囲気も忘れられないです。見えて来たテイオーは後ろを向いて草を食んでいましたが「テイオー」と私は大好きな名前を呼びました。
北海道に来て心底良かったと思いました（感涙）

鹿児島でもそうでしたが北海道でも又
福島の馬の温泉でもファンが沢山来ていました。
テイオー、元気になってG1の舞台に帰って来て欲しい。そし勝って又カッコいい姿を見せて欲しい！ファンは、そう願っていたと思います。
私もテイオーに、そう伝え
有馬記念は見に行くって約束しました。
録画ビデオに
「うるさいファンも居てるなあ、練習するのんも嫌やねんで」って姉の声がテイオーの声にも思ったりでした（笑）