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2017/04/25 07:48
適正距離
今週は春の天皇賞。
キタサンブラックとサトノダイヤモンド、現役最強馬2頭が出走する。
穴党の私もその前評判に異論はない。
ただ調教師が発しているコメントに関しては決して同意は出来ない。
池江調教師の言では、ダイヤモンドにとって3200は長いということだ。
しかしここでそんな言は鵜呑みにしない方がいい。
根本的に、調教師や助手など、馬に直接関わっているからといって、馬の適性の本質などわからないということ。
過去のわかりやすい具体的な例でいえば、フェノーメノ。
クラシック年には、長い距離を嫌って菊花賞を蹴り、秋天に出走したほどだったが、競争生活を終えて振り返ってみれば、最も強い競馬をしたのは、その調教師が嫌った距離よりももっと長い3200mの春天。いかに調教師が馬の本質をわかっていないかの好例だ。
こんなのは一例に過ぎないが、私が今まで長く競馬を見てきたなかで、調教師が馬の適性を見誤った例なんて腐るほどある。故障などをいち早く察知して対処する能力には長けてても、馬の能力の本質を見極める能力などは調教師には無い、というのが、長年競馬を見てきた私の結論だ。
よって調教師のコメントは、状態に関するものならともかく、馬の本質に関するものは無視してよい。
サトノダイヤモンドは、現実に3000以上が最も強い競馬をしている。
長距離が最も合うのは間違いない、動かせない事実だ。
調教師のこのコメントにより、少しでも不安視され、オッズが上がってくれれば有難いことだ。