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2020/02/16 09:37
ファルコニアの光明と功名―。
昨日の小倉10レース・あすなろ賞に出走したファルコニアが、未勝利戦勝ちからの連勝を決めてくれました。
慣性強いタイプで後ろからの競馬はデキない…そう、デビュー戦からファルコニアのレースを見て来て思っていただけに、発馬一息から外を回ってポジション押し上げて、直線叩き合いでの優勝。そんな勝ち方がデキたんか―と驚きました。
「直線で一旦交わした後は、一度も抜かせませんでしたしね。最後までよく辛抱してくれました。まだ体も気性も幼いですが、これからが楽しみ―」と藤岡佑介騎手。
その藤岡佑介騎手の兄・藤岡康太騎手が乗って京都10レース松籟ステークスに臨んだ、トーセンカンビーナはファルコニアの全兄―。同じ馬番9番。単勝払戻金も同じ420円って…そんなことが起こり得るのか!?
慣性強いタイプと思っていたファルコニアが、兄トーセンカンビーナを真似て?出負けして…レーススタイルまで踏襲。うーん‥やはり後ろからの競馬の方が、頼もしいレースが期待デキる血統なんですなぁ‥。
兄弟馬の同日優勝、同額の単勝払戻金。しかも開催競馬場違うとは言え、タイムテーブル的に小倉10レース→京都10レースと続けて起こるなんて、最早奇跡…いや同じ馬番の時点で見えていた結果だったのかもしれませんが、とかく京都は稍重の馬場。お兄ちゃんの方が心配だよな…と思っていただけに、ファルコニアより着差ハッキリと付けて勝ったトーセンカンビーナは兄の威厳を示した格好―だったか。
うーん…競馬は改めて面白いねぇ。
デビュー戦から減らし続けた馬体重は、4戦目になるここで初めて前走比からプラス馬体重で出られたこと‥これが先ず一番のファルコニア号に見えた光明―。暖かくなってきて、漸く競走馬として大活躍する為の兆しが見えてきたか―。あすなろ賞優勝の勝ち方は、出負けという不確定要素からの‥言わば、怪我の功名的でもアリ。光明と功名か―。
プラス馬体重で発表になってから、ドーンとファルコニア単勝にぶっ込まれた方は、先見の明が御有りか‥。
更なる馬体的な成長と、あすなろ賞の直線叩き合いで辛抱して勝った経験が交わった先に、東京優駿の大舞台が待ってるはず―。