競輪
9件のひとこと日記があります。
2018/05/05 22:27
おめでとう、レインボーライン��
牡馬クラシック最終戦、菊花賞。是が非でもクラシックのタイトルが欲しいサトノダイヤモンドと、二冠を狙うディーマジェスティ。人気でいえば、この二頭の一騎討ちという様相でした。レインボーラインはこれまでの実績から距離がもたないと思われたのか、9番人気という評価。それでも、出走する限りはどの馬にも勝利するチャンスがあるのです。始発で淀へ向かい、虹色に染まる朝焼けの空を見上げていた私の心は晴れやかでした。厳しい戦線を乗り越えてここまで辿り着いてくれただけでも感慨深い。人馬無事に、全力を出し切ってくれたらもう何も言うことはありません。そして、その通りにレインボーラインは最後方から4コーナーを大きく回り、直線も最後まで脚色衰えずに走りきってくれました。掲示板に上がった写真判定の結果を見て、思わず手を叩いて喜びました。勝ったサトノダイヤモンドは別格の強さでしたが、レインボーラインは先に抜け出したエアスピネルをハナ差おさえての2着。菊花賞の2着です。挑戦すれば道は開けるのだと、彼が教えてくれた気がしました。NHKマイルカップから4戦連続で手綱を取ってくれた福永騎手の騎乗も、レインボーラインの良さをしっかり引き出したものだったと思います。さらに、ここで賞金を加算できたことで古馬になってからもG1への挑戦を続けられるようになりました。アーリントンカップに続いて、ツキのあるハナ差です。
キタサンブラックが世代最強として圧倒的な走りを見せつけたジャパンカップ。レインボーラインの陣営は新たにルメールを鞍上に迎えて、タイトルを取りに行く気概が窺えました。掲示板には惜しくも届かなかったものの、メンバー中の上がり最速で6着。出走した3歳世代では最先着です。古馬とも互角に渡り合えることを示し、レインボーラインは激戦の3歳時代を終えました。
年が明けて4歳となったレインボーライン。菊花賞の結果から、長い距離でもスタミナがもつと判断され、天皇賞（春）を見据えての日経賞。馬体重も増えてここなら主役かと思われました。2番人気に支持されましたが、直線をむかえてもなかなかスペースができず、スムーズさを欠いて4着。それでも前が空いてからは鋭い伸び脚を見せていたので、前向きな気持ちは変わっていないと安心しました。
2017年春の古馬戦線の中で、最も注目を集めたであろう天皇賞（春）。キタサンブラックの連覇か、4歳世代筆頭の呼び声高いサトノダイヤモンドか。世紀の一戦を見ようと京都競馬場には大勢の人が詰め掛けました。私自身も前日から特A指定席の列に並んでいたのですが、日付が変わる頃にはどっと待機列が伸び始め、整理券を1時から配り始める予定、とのアナウンスがありました。後ろに並んでいた人によると、こんな早く整理券を配るの初めてだ、とのことでした。レースはヤマカツライデンがハイペースで引っ張る流れ。レインボーラインは終始最後方からの競馬でした。結果は、4コーナーから先頭に躍り出て驚異的なレコードタイムを叩きだしたキタサンブラックの圧勝。現役最強馬の強さを目の当たりにしたレースでした。レインボーラインは12着に敗れ、この時ばかりはさすがに「キタサンブラックが現役の間は敵わないのではないか……」と思ってしまいました。それでも、競馬に絶対は無い。それが分かったのが、次走の宝塚記念です。
キタサンブラックの春古馬三冠がかかった宝塚記念。当日は朝からあいにくの雨で、馬場もかなり傷んだ稍重の発表でした。馬場が悪いと気がかりになるのが脚元です。どうか全馬無事に回ってこれますように、と願うばかりです。レースはシュヴァルグランがまさかの逃げを打つという異例の展開。レインボーラインはやはり後方からの競馬でしたが、今回から岩田騎手へと乗り替わり、3コーナーの途中からまくっていった時には胸が高鳴りました。結果的には直線を向いてから合わせにいったサトノクラウンに完全に抜け出されてしまいましたが、5着と掲示板は確保して見せ場は作れていたのではないでしょうか。場内は直線で失速したキタサンブラックの姿に騒然としていましたが、勝ったサトノクラウンはこれが嬉しい国内G1初勝利でした。
- サトノダイヤモンド
- ディーマジェスティ
- レインボーライン
- エアスピネル
- トンカ
- キタサンブラック
- アナウンス
- ヤマカツライデン
- シュヴァルグラン
- サトノクラウン
