キズナ、レース中に骨折か？

詳細はタレコミニュースを読んでほしいのですが、去年のダービー馬であるキズナが、レース中に骨折したかもしれない、という衝撃的なニュースが飛び込んでまいりました。

去年の春に、実際に阪神競馬場でキズナを見ていました。そこからわずか1年、彼はダービーを勝ち、海外の舞台でもルーラーオブザワールドなどを相手に二エル賞を完勝しました。彼は押しも押されもせぬアイドルホースとなったのです。

キズナ以外にも、ゴールドシップとタニノエポレットがそれぞれ肉離れ、靭帯損傷のケガを負った今回のレース。このワードに何度もため息を漏らしますが、原因として挙げるしかないのが「高速馬場」です。

JRAは過去に、競走馬の故障と高速馬場の相関はないとしたデータを提示しています。しかし、トップスピードであの固い馬場を長い間蹴り続けて、脚元に影響が出ないというのは納得のいかない話です。3頭も故障馬を出したレースの後だとなおさらでしょう。一刻も早く議論を進めて、これで本当にいいのか確かめてほしいところです。

長距離レースは好きなのに、天皇賞・春は嫌い、という逆説が、私の中に生まれようとしています。高速馬場では本来のスタミナもそう要求されませんし、天皇賞はもはや長距離G1の形をなしていない。

とにかく、今回のレースに出た他の馬が無事であること、そしてキズナやタニノエポレット、ゴールドシップの早い回復。それだけを祈っています。