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2014/06/08 12:42
アビーの見守るその下で
昨日は世界の全てのダービーの総本家・エプソム競馬場のダービーステークス(G1)が行われました。
結果は大本命馬Australiaの快勝。母はジャパンカップにも出走したOuija Boardです。
そして、その約1時間前には、古馬のG1コロネーションカップも。
今年のこのレースを語る上で欠かせない馬がいます。去年、このレース3連覇の偉業を達成したSt.Nicholas Abbey。8月のキングジョージへの追い切りで故障を発生、長い闘病生活を経て、今年の1月に死亡しました。
エプソム競馬場には、彼の記念碑が建てられています。(https://twitter.com/honestfrank/status/475267113225957376)
その彼が見守るもと、行われた今年のレース。勝ったのは2012年のドバイシーマクラシックで彼と勝敗を分け合った8歳馬Cirrius des Aigles。「まだまだ若いもんには負けへんで!」と言わんばかりの完勝でした。
レース後、スミヨン騎手が下馬してヒヤリとするシーンがありましたが、大事にならなかったのはアビーのおかげかもしれません。
いまだに、St.Nicholas Abbeyの死が本当なのかわからなくなることもあるんですよね…日本馬との関わりも深い、素晴らしい馬。
もしかするとCirrius des Aiglesが、アビーの遺志を受け継いだかのように、真夏のアスコットの舞台で強さを見せつける、なんてこともあるかもしれません。