63件のひとこと日記があります。
2014/01/10 22:18
故障からの復帰戦に関して(1)
今週の大和Sに屈腱炎から復帰したアルフレードが出走。
適正はともかく、実績的には好走しても何らおかしくはない。
が、しかし、である。
故障明けの馬の取捨は非常に難しい。もちろん切った方がいい場合が大半なのだが、
人気的妙味は高く、ウインバリアシオンのようにいきなり馬券圏内に入ってくる馬もいる。
そんな馬を見極めるためいくつかの着眼点から数回に渡って検討したい。
着眼点1
どれくらいの実力がある馬か
故障明けの馬はベストパフォーマンスを見せられないことが多いのだが、
なかにはそれでも勝負になるほど実力の抜けた馬もいる。
前述したウインバリアシオンもその類だろう。
同世代のベルシャザールもこれだと言ってもよいかもしれない。
古くはトウカイテイオーがまさにそれだった。
アルフレードはどうだろうか。個人的には少し足りない気もする。
着眼点2
故障の度合いはどうだったか
当然だが、全治3ヶ月の故障より全治1年の故障のほうが重度であると言える。
しかし、それは果たしてレース内容に直結するのだろうか。
今のところの見立てでは、ノー、である。
重要なのは、レース時にどれだけ回復しているかであって、
故障の重さにはさほど関係ないようにも思える。
また、完治すれば競走能力に影響しないと言われる骨折と、屈腱炎の違いも考慮すべきだろう。
着眼点3
芝かダートか、適正はどうか
芝の実績馬が故障明けに脚元を考慮してダート戦に出走することは珍しくない。
今回のアルフレードはまさにそれだ。
言うまでもないが芝の実績馬にもダートでも走る馬とそうでない馬がいる。
前者の代表は、
クロフネ、ヴァ―ミリアン、ベルシャザールなど、
後者の代表は、
ローレルゲレイロ、カレンブラックヒルが記憶に新しい。
アルフレードはどちらだろうか。
陣営は「ダートでも走る」と発言しているが、真に受けるべきでないのは
去年のカレンブラックヒル・秋山の件で学習した。
結局は走ってみないとわからない。それは我々も陣営も同じだ。
着眼点4
馬体重、仕上げはどうか
馬体重は増えていて当然なのだが、あまりに太いようならそのレースはあくまで叩き。
故障うんぬんの前に、ハナから本気ではない、と考えてよいだろう。
馬体重に関しては、成長分もあるので数字よりパドックでの腹周りに注目すべきだろう。
長々と書いたが、大和Sの本命はキズマで行こうと思う。
次回以降も更新予定だ。このような駄文を読んでくださった方がいたら、
心から感謝させていただきたい。