トロットサンダーの衝撃

トロットサンダーと言えば
馬主名義貸しの騒動があり
ダーティな印象が付いて回るが

私の記憶に残る、トロットサンダーは違う！

その頃、日本で1番カタイG1レースと言われていた
マイルチャンピオンシップで
馬連10万馬券を叩き出した時の優勝馬だ
あのレースの衝撃は今も忘れられない

実質、10万馬券の立役者は
その日、マイルチャンピオンシップにしか
乗鞍のなかった上籠騎手が
16番人気のメイショウテゾロで
2着に突っ込んで来た事なのだが
これもまた衝撃だった

トロットサンダー
メイショウテゾロ
上籠騎手
10万馬券
この4つワードが、ワンセットになって
深く記憶に刻まれている

その頃の競馬は、リアルシャダイ
トニービン、ブライアンズタイム
そして、サンデーサイレンスといった
新興種牡馬の産駒が
毎年、クラシックレースで
代わる代わる活躍しまくり
それまでリーディングサイアーとして
燦然と輝いていた
ノーザンテーストの牙城が崩れ始めて
新しい流れへと変わって行く状況だった

そんな中で、地方から中央に転厩してきたうえに
ダイナコスモス産駒と言う、渋さを持つ
トロットサンダーは、やはりインパクトが有った

トロットサンダーの父である
ダイナコスモスのダイナは
昔の社台レースホースの冠名である
リアルシャダイにトニービン
ブライアンズタイムは違うけど
サンデーサイレンス
みな社台である

ずーっと日本競馬を引っ張っている社台は凄いなと
トロットサンダー1頭から
導かれてしまうのであった、、、

競馬の大切な思い出を
私にくれたトロットサンダーが
勝負根性タイプにされてしまった、、、

私は、トロットサンダーから
また衝撃を受けたのであった