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2016/12/11 14:48
第15回 寒菊賞予想
◎ベンテンコゾウ
○サンエイリシャール
▲オールザベスト
△スティックセニョル
金杯への優先出走権がかかるトライアル重賞寒菊賞。例年岩手2歳三冠の内2冠を同じ馬が制することが多く、二番手以下が実績を求めてここを争うことが多い。しかし今年は若駒賞と南部駒賞の勝ち馬が異なり、その両馬がここへも出走してくる形となった。
本命は南部駒賞馬ベンテンコゾウ。ゲートが苦手らしく若駒賞ではスタートで後手を踏んで2着に敗れた。しかし、南部駒賞ではゲートでも我慢でき、すんなりハナを取って6馬身差で逃げ切り。デビュー前から素質を期待されており、それが証明されたレースだった。
あとは自分次第と言ったところでパドックでのテンションには注目したい。
対抗は若駒賞馬サンエイリシャール。前走はベンテンコゾウから2秒も離された5着惨敗と言ってもいい。しかし、馬体重が+15キロと大幅増が響いた部分もあると見る。巻き返して3冠目に挑みたい。
オールザベストは前走門別からの移籍初戦で重賞好走実績のあるメモリーダンスを相手に4馬身差で快勝。メモリーダンスは遠征してきた北海道勢に対して僅差の戦いをしており、それを圧勝するパフォーマンスは要注意と言える。
あとは若駒賞3着から上昇気配のスティックセニョルに印をつけたい。
余談
例年、若駒賞と南部駒賞を制する岩手2歳二冠馬が多いことを記したがどれだけいるのか調べてみた。
若駒賞が再び重賞競走に格上げされ、未来優駿競走に指定された2008年以降では2012年と2016年を除き7頭もの馬が二冠を制している。
南部駒賞では北海道勢が参戦することから勢力図が変わりやすいにも関わらずこの割合のため、岩手の生え抜き馬はなかなかのレベルにあると言っていいだろう。