エイシンヒカリ

クラッシックも中盤戦になる５月ですが、今日のヴィクトリアマイルは悲惨でした。。

そういうわけで久しぶりに書く日記はこの馬のことに触れることにします。
逃げ馬エイシンヒカリ。

もともとムーンライトハンデのレースで初めて注目した一頭です。
ちょうど同期になるミッキーアイルが注目馬でしたが、ミッキーアイルは短距離〜マイル路線。
中距離を走るエイシンヒカリは、また非常に面白い存在だと思いました。

そうして去年の秋華賞前に行われた東京のアイルランドトロフィー。
重賞でないオープン競争でしたが、あまりに破天荒なレース振りで話題になりました。
あの時ほど見に行かなかったのを後悔したレースはありません。

チャレンジカップでは惨敗を味わいましたが、５月１６日の都大路ステークスでは復活の逃げ。
かつての伝説の逃げ馬サイレンススズカのごとく鞍上は武豊でした。

いろいろな評価がありますが、今回はほとんど余裕の勝ちに見えましたね。
ペース配分完璧の武騎手の見事な腕と、エイシンヒカリのエンジンが組み合わさって。
最後はずいぶんペースを緩めていましたが、あと２００メートルあっても抜かれなかったでしょうね。

このエイシンヒカリ、デビューから今回のレースまでずっと１番人気。
新馬から５連勝で逃げ一辺倒。
特に今回のレースではにくったらしいほどの余裕の勝ちで、ずいぶんアンチな意見が増えましたね。
やや重で１．４５．７のタイムはこれまたすばらしい。
去年の勝ち馬を１馬身以上離しての勝利なのですから。

しかしそれも人気馬の宿命でしょう。
実際強いですし、かつアイルランドトロフィーのおかげで「暴走馬」としてのよきレッテルも貼ってもらいました。

この後はサマー２０００にいくのか、可能であれば宝塚記念へ参戦してみるのか。
いずれにしてもあの逃げですから、何戦も連戦はきついでしょうしね。

秋以降であれば天皇賞秋を初め、よさそうな重賞が結構ありますし。
もしこのまま成長できれば香港参戦もいいかもしれません。

今はまだＧ１も夢の話ですが、次走を期待しましょうか。