妄想劇場

我が家の、スネスネすね吉を
カットへ連れて行き、
私だけが、家へ戻って来ると

見知らぬ、ちっこい犬が、
ブルブル震えて、玄関前に居る。

振り向いた、泣きそうな顔は…
白黒のパピヨンで…私は、
アトム君？と、呼び掛けた。
頷きながら、
泪がこぼれ落ちそうだ。

取り敢えずミルクでも、どンぞー。
咳込む様に、飲む、彼。
余程の事が、有ったのだろう。

家の中へ、招き入れ。
私を尋ねて、三千里の
旅のいきさつを聞いてみた。

自分の恥ずかしい写真を
ネットで、いつまでも流し、
嵐の晩に拾って来た…
甘え上手な猫と、結託して
イジメられている、日々なんです。

主人のイジメには、堪えられるが
甘え上手の猫には、敵わない。

主人は、毎晩のように酔っ払い。
酒臭い息と、煙草臭い息を、
私に、吹き掛けてきます。
嗅覚が、発達している僕等には、
地獄です。それでも、
我慢出来ました。

でも、今回の写真だけは、
許せません。僕は一生、
つるつるカットのアトム君と、
呼ばれるんです。
気高いパピヨンが、つるつるに成ったのは…皮膚病だからです。

病気は、主人の責任です。
(￣^￣)ゞ

パチパチパチ…拍手！
私は、思わず感動して、
飼い主訴訟起を、こしましょう！
金も！力も！お貸しします。
ヒシッ！と、抱き合うふたり。
ココロとココロが、
幸せの鐘を、鳴らしている。

やや！
すね吉を、迎えに行く時間。
アトム君、ビールでも飲んで、
待っていて下さい。
今夜は、オリーブ牛で、
宴会ですなぁ〜♪

飼い主訴訟は、必ず勝ちます。
銀座の弁護士付けます。
田舎モンには、
東京の、銀座の、弁護士…と、
言っただけで、勝ちます。
鳩に托卵(たくらん)される様な
田舎モンですから、楽勝でしょう。

勝ったら、
神戸牛で、宴会ですなぁ〜♪



妄想終了。
お迎えの時間です。






…と、昨日。
日記を書いたら、手違いで消えた。
クチョー！(＞人＜)／