安静

私、東京へ来ています。

扁桃腺嚢胞症を、繰り返して居た愚息が、扁桃腺手術をしました。


どこの総合病院で、手術するの？？

ベット5床のクリニックでした。
通常10〜13日入院の所、
個人医院だし連休で閉めるし、
みんなそうだから
3泊4日で退院してね… ☆
と、言われたそうです。

え〜〜〜？ 大丈夫なのー？

ネットで、検索したら…
物凄く評判が悪い。（汗）
どーも、口の悪い院長の様です。

大丈夫なの〜〜？

他で検索したら、良い評価も有ります。所詮、評判です。

愚息は、
指示に間違いは無いし、
長い治療も励ましてくれるし
説明もちゃんとしてるから安心だ！
レントゲンからCT
手術、それに入院まで
全部俺が治してやる！
という気構えがイイ！
しかも、
お高いベンツを、２台も持ってる！
こんなの買えません。
数こなしているから、腕は確か！
との事。
何処を見て、決断しても構わないが、そこを、見ますか… …

手術後の晩、
相部屋の向かいは鼻茸君。
それでもグッスリ眠れたそうです。
しかし翌日の晩の事。
愚息は術後の為、粥を舐めて
赤ん坊の離乳食をもどきを
3倍の時間をかけて
ズルズルとすする状態。
たしかに喉は痛い。
しかし
噛めるものを物を食べたい！
という心境。

しかし手術も終わった、
向かいのベットの鼻茸君は… …
ガツガツ！グハグハ！
げっぷ。
普通食をかき込み
完食！完食！ウホッ！
と、腹を叩いていたそうです。

欲求不満状態の愚息は、
羨望を通り越して、
しらけたそう。

そして夜のとばりが降りて
就寝安眠時間。
暫くすると、
おもむろに鼻茸君が、

うっ…
うぷっ！
ヴェ〜〜（涙）レロレロ…
ブチまけて仕舞いました。
すかさず、ナースコール♪

愚息思惑)やっぱりぃ。
あんなに急いで食べるから…

食べ物絡みは、恐ろしいです。
人を冷たくします。

老齢なナースさん登場。
検索かけて、
この人も評判が悪かった一人です。

あらぁー、
大丈夫ぅ？
気持ち悪かったのね〜。
じゃあ
吐き気止めの注射にする？
飲み薬にする？
どっちにする？
でも注射は大変なのよねぇ
( え？
鼻茸君、判断できるの？)

鼻茸君は
あう…あう…
飲む。

(でもすぐ飲めないだろう？)

今飲んだら気持ち悪くならない？
(あっ！
やっぱり同じこと聞いてる！)

鼻茸君は
フィ〜…
あとで…

そうよね！
じゃあ、あたらしい容器
ココに置くけど、
掃除するの大変だから
吐かないでね☆
ね？
わかってくれるわよね☆
( うわっ！人を見て言ってるなー
俺だったら涙目だなぁ〜)

鼻茸君、うう…うう…

老齢のオタンコ・ナースの、
加齢なる、ひとり舞台。

鼻茸君には、申し訳無いが、
… …可笑しい。
愚息は、夕食の仇から冷淡になったものの、同情を禁じ得なかったそう。

けれど、翌日の晩は、
鼻茸君の痰吐きと、
２時間おきのトイレで、
眠れず、同情も消え失せたそう。

同情もいつしか冷たくなって
憎まれっ子世に憚る。
愚息が経験した
世知辛い病室夜話でした☆

☆愚息編集☆