嫌いな物２

… …つづきから。

ガガンボたしか、そんな名前。
足の長い巨大化した、蚊みたいな奴だ。フラ〜フラ〜〜と、
人に寄って来る。箒で叩き落としても、暫くすると復活してくる。
当然、脚を何本か落して来る。
「おがぁちゃ〜ん！！（泣）」

誰でも良いから、助けて貰いたい時の、呪文の言葉だ！
私の母親なんて、一回だって
助けてくれた事が無い。
でも取り敢えず、叫んでみる。
「ママ〜〜〜！！（泣）」

昔飼っていた猫は、カマドウマが
オヤツだった。後ろ足の硬い部分だけを二本残し、私の布団の中で、
食い散らかしの、オヤツタイムだ。
猫の自給自足だ。自立してんね♪

バーロー、
自立してんなら、外で喰え！

外出自由の扉を付けたら、他の猫はデッカいガを咥えて、帰って来た。
どうよ。凄いでしょう？
得意満面の口元で、羽がパタパタしている。
「放すなーーーー！」と、叫んだ時点で放した。
家中の者が、我先に逃げた。
罵倒したって、猫の耳に念仏。

名前は忘れたが、全身銀色の毛に覆われているクモ！
ペタンっと壁に張り付き、脚を伸ばし、やたら、でかく見える奴！
恐怖で、心臓が口から出る。
想像したら、
心臓をぶら下げている方が、怖い。

此奴は、愚息の家にやたらに、居た
調べると、ゴキ君を食べるらしい。

ゴキ君主食なら、力強い味方だ！
成仏させず、箒と塵取りで移動して貰う。お陰様で、ゴキ出現が無くなり、主食が無いので、クモも出なくなった。

オオカマキリも、嫌だ！
飛ぶから、怖い。でも、飼育が出来るそうだ。子供の飼育の本に載っていた。鶏のミンチ肉を生で、紐で縛ってユラユラさせると、パクっ！
と、行くそうだ。
面白い。
愚息と二人で飼う事にしたが、
誰がオオカマキリを捕まえるか、
…
…無謀な計画だった。


デッカイ！女郎蜘蛛の脚を、クモの背中の方で持ち、お尻の先を引っ張ると、クモの糸がスーーーっと出てくるそうだ。
クルクル、クルクル、指先に絡め取ると、薄紫の糸の塊が出来るそうだ。ハサミで切らなければ、取れ無いよ！と、渓流釣り好きの青年が教えてくれた。
面白い。やって見たい。

ある日、アイスを食べながら、
愚息と二人で、女郎蜘蛛を前にして
誰が、此奴を捕まえて、持ち続けて居るか！
…
…相談する迄も無い！


でも、大丈夫！爬虫類には強いから
低体温でも、赤い血が流れている
蛇や蜥蜴は、素手で行ける。

昨日は、ヤモリを見つけて、
ウフフ… … …指でツンツン。
必死で、逃げて行った。
面白い。(⌒▽⌒)v