久しぶりに血統のお話

なんて、大層なものでもないんですが。
レッドソロモンの掲示板で、菊花賞での騎手の話の中で、アサクサキングスと走りが似ているので、四位騎手を推すと言う話があって、最近、よくいくブログでもアサクサキングスが取り上げられたこともあって、何かと縁があるなあと、何気なくwikipediaを見ていたのですが、よく考えると血統も意外と似ている。

どちらも、父系は欧州ノーザンダンサー系で母父がサンデーサイレンス。
そもそも、アサクサキングスの父ホワイトマズルの父ダンシングブレーヴは、レッドソロモンの父メイショウサムソンの母父。
サンデー肌に付けるとしたら、欧米ノーザンダンサー系やミスプロ系はベタな選択肢なので、ありがちといえばありがちなんですが（まあ、ジャンポケとかバクシンオーからも活躍馬出てますが、同系統内での選択肢の多さもあるので）

それぞれの父親を見てみると、
ホワイトマズルは欧州で活躍したバリバリの欧州型。
メイショウサムソンも一定水準のスピードはもちろんですが、キレよりもパワーの勝った欧州型。
と、近しい感じ。

その上で母親は、どちらもサンデーの子ですが、
アサクサキングスの母クルーピアスターは、マイルCS、皐月賞勝ち馬ジェニュインの全妹。
レッドソロモンの母アドマイヤリッチは、天皇賞春勝ち馬スズカマンボと7/8同血。
これを見ると、ソロモンの方が長距離向きな感じではあったり……もっとも、アサクサキングス以上にキレない可能性もあるんですが、実際の上がりのタイムを見ると若干ソロモンの方がキレは良さそうなのが不思議なところだったり。

しかし、どうでもいいけど、それぞれの母がまたなんか似てるんですよね。
双方、芝ダート両方での勝利があり（クルーピアスターの方がかなり芝よりの活躍ですが）どちらも、隼オープンで勝っていて、競走晩年には重賞出走も果たしているなど。
何より双方30戦前後走って6勝を挙げると言う非常にタフなところが似ている感じがします。

距離はクルーピアスターが短距離に対してアドマイヤリッチはマイル〜中距離とアドマイヤリッチの方がやや長めと、近親馬の活躍距離の影響がモロに出ている気がします。
ただ、上がりの順位を見る限り、レース単位での切れ味はアドマイヤリッチの方がよかった模様。
ここら辺がアサクサキングスとレッドソロモンのキレの若干の差にに影響しているのかもしれませんが、脚質とかもあるので、一概には言えませんかね？

とまあ、血統面や母親の近似を考えると、アサクサキングスとレッドソロモンの走りが近いと感じるのは、感覚的なものだけではないのかもしれませんね。

〜余談〜
全然関係ないのですが、昨日更新の東サラのコラム、トウカイテイオー産駒の唯一の牡馬G1馬トウカイポイントって……ストロングブラッドはなかったことになっているのだろうか。
それとも、交流G1はG1扱いしてもらえないのか（苦笑）
むしろ、トウカイポイントはセン馬になってからG1勝ってるから、私なんかはトウカイテイオー産駒唯一の牡馬G1馬ストロングブラッドが乗馬になっちゃったから、父系が繋がらないって言う事が多かったり。

芝のローカル重賞と交流G1を含む地方重賞だけでは需要はなかったのかもしれないけど、サンデーもトニービンもノーザンテーストも含まず、ミスプロもガルチからと日本では相手に困るほどではないという血統は勿体無かった気もするんですけどね……。
まあ、本人主要4場での成績がやたら芳しくないし、坂とか向いてないとかだと、遺伝した時悲惨だとは思いますけれども。