89件のひとこと日記があります。
2015/10/24 09:16
菊花賞出走馬の血統考察 ラストスパート
なんだか、意外と見ている方がいる気がするので。
基本的にこの考察は「レッドソロモンが1番良い血統である」という結論ありきで書かれた、独断と偏見に満ちたものです(わらい)
馬券等の参考にされる場合、自分に都合の良い部分だけを拾うに留めて、けして鵜呑みにしないように!
おそらく、血統考察してる人で「母父エルコンは長距離疑問」とか「サクラバクシンオーの血統に長距離適正あり」とか言ってるのは多分私くらいです(苦笑)
<タンタアレグリア>
父ゼンノロブロイ 母父スツーカ
ゼンノロブロイは自身はわりと骨太でスタミナあるイメージですし、主戦場は2000〜2500m辺りながら菊花賞4着、天皇賞春2着と長距離もこなせる感じなんですが、産駒は父のスケールダウンという感じが多いですかね。
主戦場はやはり2000〜2500mくらいなんですが、3000辺りをこなせる力はない……みたいな。
ステラウインドは母父スピニングワールドでよーやったなとは思いますが。
母父スツーカは典型的なミスプロ系よりは、やや距離をこなせつタイプだったように見えます。
母父としてはほとんどがタンタアレグリアの兄弟ですが、実にその父親なりの産駒という感じで可もなく不可もなくか、マイル〜2000m辺りの適正に落ち着いているかという感じのようです。
となれば、父と母父だけで考えるならロブロイ産駒らしく2000〜2500m辺りか、ロブロイ補正でマイル〜2200m辺りが適距離でしょうか。
ただ、牝系の奥を見ると母母父はサドラーズウェルズ系、母母母父はナスルーラ系、母母母母父はリボー系とこれでもかとスタミナ強化しているっぽいので、3000mこなせても全然不思議はないですね。
その場合、2400mとかでの実績の微妙さは、勝ちきれない感じかもしれません。
総評、今年の菊花賞出走場の中ではかなり長距離向きの血統ではないかと思います。
同じロブロイ産駒ではリアファルよりも若干上かも。
リアファルも、私が母父エルコンの長距離適正を疑問視してるのを差し引いても、牝系でのスタミナ強化はあるので、今年のロブロイ産駒は今までよりも長いところ取りにいけるかも?
なんか、ロブロイ産駒の評価が二転三転してる気がする(苦笑)
<スティーグリッツ>
父ハービンジャー 母父アグネスタキオン
父のハービンジャーは実績的には判断が固まらないものの、血統的には距離をこなせるタイプ。
母父のアグネスタキオンは長い距離は微妙な感じ。
ただ、牝系を探ると、母母父ノーザンテースト、母母母父ポツセ、母母母母父はダンテ系のハイトップとスタミナ的には問題なさそう……でも、祖母がシンコウラブリイの妹なんですよねえ。
まあ、ノースフライトの息子の息子が菊花賞3着、天皇賞春1着するんだから、気にすることはないのかもしれませんが。
血統診断的にはハービンジャーに未知な部分があることも含めて、判断しづらいです。
総評、血統の絵面的には距離こなせそうです。
ただ、母父アグネスタキオンと祖母がシンコウラブリイの妹であるというのが気になります。
<スピリッツミノル>
父ディープスカイ 母父ラムタラ
ディープスカイもまだまだデータが多くない種牡馬ですね。
ただ、全体数が少ないので、何とも言えませんが思ったよりもちょっと長めの距離を走れているようです。
本道は2000前後かなとも思いますが。
3000m級は初挑戦なので、1発がないとは言い切れません。
母父ラムタラは長距離どんとこい……と言いたいところですが、意外と母父だと短いところの活躍馬がいるんですね。
まあ、ヒルノダムールは文句なしですし、サクラクローバー、テイクザホークはそれぞれ、サウスヴィグラスとブラックホークなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、スズカマンボ産駒のスズカルパンがダートとはいえ2000m弱が主戦場と言うのは……。
同じくスズカマンボ産駒スリーアフロディテも芝2000m辺りが主戦場ですし、母父エルコンと同様に案外当てにできないかもしれません。
その他の牝系血統は、母母父ストームキャットはともかく、母母母父はリボー系のキィトゥザミントこのキィトゥザミントはディープスカイも持っているので、インブリードが発生しています。
総評、血統的な絵面はディープスカイ産駒が意外と長めの距離で頑張っているのも含めて結構いいです。
ただ、母父ラムタラの実績が比較的短い距離に出ているのと、母母父ストームキャットは不安材料です。
ただ、近走ダメなのは距離適正とは別のところのような気がしますが。