羽生、通算獲得タイトル数が90に

随分と揚げるのが遅くなったが、激闘の王座戦第５局の棋譜を掲載したいと思う。この日はニコニコ生放送で観ていた。

第62期王座戦５番勝負第５局
2014年10月23日　　横浜市ロイヤルパークホテル
▲王座　羽生善治　　　△挑戦者　豊島将之
持ち時間各５時間

▲７六歩　　　　　　　△３四歩
▲２六歩　　　　３　　△８四歩
▲２五歩　　　　３　　△８五歩
▲７八金　　　　１　　△３二金
▲２四歩　　　　４　　△同　歩　　　１
▲同　飛　　　　　　　△８六歩
▲同　歩　　　　１　　△同　飛
▲３四飛　　　　１　　△３三角
▲３六飛　　　　５　　△８四飛　　　１
▲２六飛　　　　　　　△２二銀
▲８七歩　　　　　　　△５二玉
▲６八玉　　　　９　　△７二銀　　　７
▲４八銀　　　　２　　△９四歩
▲１六歩　　　　７　　△２三銀　　　６
▲３六歩　　　　６　　△２四飛　　　13
▲２五歩　　　　４　　△７四飛　　　１
▲３七銀　　　　３　　△６二玉　　　15
▲２八飛　　　　９　　△７一玉　　　31
▲７七角　　　　34　　△３四銀　　　34
▲８八銀　　　　30　　△７六飛　　　11
▲２四歩　　　　６　　△２二歩　　　１
▲７九玉　　　　７　　△７四飛　　　11
▲９六歩　　　　14　　△８二玉　　　22
▲５八金　　　　11　　△８三歩　　　７
▲１五歩　　　　25　　△４四歩　　　11
▲６八角　　　　７　　△４五歩　　　12
▲７七銀　　　　１　　△５四歩　　　７
▲６六歩　　　　10　　△５五歩　　　１
▲６七金右　　　　　　△４三銀　　　７
▲８八玉　　　　16　　△２四飛　　　１
▲２六銀　　　　　　　△６四歩　　　29
▲３七桂　　　　20　　△３八歩　　　５
▲２五桂　　　　15　　△４二角　　　１
▲３八飛　　　　　　　△５四飛　　　18
▲３五歩　　　　　　　△５三角
▲３七銀　　　　１　　△２三歩　　　14
▲３六銀　　　　３　　△４四飛
▲１四歩　　　　８　　△同　歩
▲５六歩　　　　　　　△２四歩　　　２
▲１二歩　　　　　　　△同　香　　　６
▲１三歩　　　　　　　△２五歩
▲１二歩成　　　　　　△３三桂
▲５五歩　　　　３　　△５七歩　　　６
▲同　角　　　　３　　△２六歩
▲２八歩　　　　８　　△７一角　　　３
▲１三と　　　　６　　△５八歩　　　４
▲３四歩　　　　４　　△同　銀　　　２
▲１四と　　　　　　　△７五桂　　　６
▲７六金　　　　３　　△３五歩　　　１
▲同　銀　　　　１　　△同　銀　　　１
▲同　角　　　　　　　△６七銀
▲７五金　　　　　　　△７八銀成
▲同　玉　　　　　　　△４六歩
▲９五歩　　　　　　　△４五飛
▲９四歩　　　　１　　△３五角
▲同　飛　　　　　　　△５六角
▲６七桂　　　　１　　△９二歩　　　１
▲４五飛　　　　２　　△同　桂
▲９六香打　　　　　　△７一玉
▲４四角　　　　　　　△６二金打
▲９三銀　　　　　　　△同　歩
▲同歩成　　　　　　　△同　桂
▲同　香　　　　　　　△同　香
▲９一飛　　　　　　　△８一香
▲９三香成　　　　　　△９八飛
▲８八桂　　　　　　　△９三飛成
▲同飛成　　　　　　　△８二銀
▲同　龍　　　　　　　△同　玉
▲９一銀　　　　　　　△同　玉　　　１
▲９三歩　　　　　　　△８二玉
▲９二歩成　　　　　　△同　玉
▲９四歩　　　　　　　△８二玉
▲９三歩成　　　　　　△７一玉
▲９一飛　　　　　　　△５一金
▲５四香　　　　　　　△５七桂成
▲６二角成　　　　　　△同　玉
▲５三銀

まで153手で羽生王座の勝ち
(消費時間：▲４時間59分　△４時間59分)


投了図以下の解説
△６一玉は▲８一飛成△同銀▲６三香△６二合▲同香成△同金▲同銀成△同玉▲５三金で△７二玉▲６二金打までの即詰み。
△７一玉は▲８二金△６一玉▲８二飛成以下同様の手順で詰み。


△８二銀と受けられてから▲同龍と切って▲９一銀△同玉▲９三歩△８二玉▲９二歩成△同玉▲９四歩△８二玉▲９三歩成の９手１組の手順には驚いた。しかもあの１分将棋(秒読み)の中で・・・( ; ゜Д゜)

▲９三歩成に△同玉は▲９九香△８二玉▲９一飛△７一玉▲９二香成の詰めろが非常に受けいにくい。
また、▲９三歩成△７一玉▲９一飛で△５二金上には、▲８二銀△６一玉▲８三と！と捨てる奇手があって、次の▲７二とがすこぶる厳しいので△８三同角と取るよりないが▲８一銀成で先手勝勢。
▲８三とがあるからこそ銀を９三ではなく９一に打ったという意図が窺える。
(９三には銀ではなく金がいいのでは？ということ)